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ことば、身体、学び 「できるようになる」とはどういうことか 扶桑社新書

Dai Tamesue

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784594095796
ISBN 10 : 4594095798
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

元トップアスリートと気鋭の言語心理学者。ことばと身体を専門にする2人が、「学び」とは何かを探る最高の知的探求書!

目次 : 1章 ことばは世界をカテゴライズする(考 ことばは究極の編集行為/ 問 ことばが世界をつくるのか、世界がことばをつくるのか?/ 解 子どもが、動詞学習が苦手な理由)/ 2章 ことばと身体(考 選手の調子を上げる音とリズム/ 問 ことばと身体とは?/ 解 胎児はリズムからことばを学ぶ)/ 3章 言語能力が高いとは何か(考 「確からしい」ことば/ 問 言語能力が高いとはどういうことか/ 解 ことばとは)/ 4章 熟達とは(考 運動神経の正体/ 問 熟達するというのは、調整力が高いということではないか/ 解 アウトプットに合わせた微調整)/ 5章 学びの過程は直線ではない(考 熟達の過程で行き詰まる時/ 問 伸び悩んだり、つまずいたりした時、どのようにして抜け出すか?/ 解 学びはリニアではない)

【著者紹介】
為末大 : 1978年広島県生まれ。スプリント種目の世界大会で日本人として初のメダル獲得者。オリンピックには3大会連続出場。男子400メートルハードルの日本記録保持者(2023年8月現在)。現在は執筆活動、身体にかかわるプロジェクトを行う。Deportare Partners代表

今井むつみ : 1987年慶應義塾大学大学院社会学研究科に在学中、奨学金を得て渡米。1994年ノースウェスタン大学心理学部博士課程を修了、博士号(Ph.D)を得る。専門は、認知・言語発達心理学、言語心理学。2007年より慶應義塾大学環境情報学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • tamami

    著者のお一人、今井むつみさんの『言語の本質』で「記号接地問題」を知り、さらに深めたいと思っていたところ本書に出会う。アスリートの為末さんとの対談は、期待に違うことなく、実に興味深い内容の連続である。為末さんの、運動を効果的にさせるためには、受け手に合わせてことばを変えることが必要であるということや、今井さんの、子どもがことばの世界を広げていくためには、直接の知覚経験、ことばが身体につながっているということが大切、等々、ことばと身体との関わりについて、その本質に関わる事柄が、対話という形で産み出されていく。

  • けんとまん1007

    以前からなるほどと思っていたお二人。言葉と身体。人が持つ二つの特性。これが、どのように結びつくのか、どのように変化することで成熟していくのか、納得しながら読んだ。身体性を前から重要視しているので、それを裏付けられたと思う。それと、本当の意味でのコミュニケーションも頷ける。場を考え、相手を考えることから始まる。そして、less is more というフレーズが、どんぴしゃり。

  • ムーミン

    後半、これからの教育を考えるヒントが豊富にありました。ICAPモデルはとても良い参考にできそうです。

  • Tenouji

    言葉の限定効果と抽象化が、身体の全体性と揺らぎを絶妙にコントロールする、というのが人間の学びであるという風に理解したw。

  • ta_chanko

    身体の使い方を伝える際、言葉が重要な役割を果たす。例えば「熱い鉄板の上を走るつもりで」と言えば「接地時間を短く」と言うよりも具体的にイメージ・実践しやすい。ハードルを跳ぶときは「襖を破る」つもりで。また何らかの動きを表現する言葉が存在することで、具体的・意識的に再現することが可能になる。「できるようになる」とは、無意識にできるようになり、さらにそれを意識化できること。熟達者ほど緊張と弛緩差が大きい。「学ぶ」とは、子どもが母国語を習得していくように、文脈・スキーマを理解し自ら「学び方」を学んでいくこと。

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