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ぴんぽんぱん ふたり話 集英社文庫

Jakucho Setouchi

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087440881
ISBN 10 : 4087440885
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2020
Japan

Content Description

大人が忘れてはいけない人生の真理とは?子供たちに足りていない大切な教育とは?波乱の時代を生き抜いた二人が、生き方や社会全般の問題、さらにはあの世とこの世の巡り合わせまでを語り合う。瀬戸内寂聴さんが出家した経緯や、美輪明宏さんが霊の世界を信じるようになったきっかけ、三島由紀夫さんの意外な素顔など、今だから話せるエピソードも。人々に勇気を与え続ける二人の決定版対談集。

目次 : 今日、天台寺で話す巡り合わせ/ 寂聴さんの前世は…!/ 役行者が鎧兜を着けた美少年の姿で現れた/ 「美輪さんはどうやって霊を見るの?」と聞かれて/ 思ってもみないことが、「口を切る」ように出てきた/ 亡くなった人の「気配」はあたたかい/ 教育で重要なのは、どんな価値観で教えるか/ 信仰と宗教は同じじゃない/ 「想念」を切り換えると怨霊も救われる/ 三島由紀夫に取り憑いた強力な霊/ 自分の魂の目で自分を見ない人生は…/ 三島さんは完全な肉体にストップモーションをかけた/ ガンジス河の火葬場を描いた二人の作家/ 「私を好きになるのは、バイセクシャルの証拠」/ 可愛くて、赤ちゃんみたいにきれいな魂の持ち主/ 川端康成の自殺をもたらした?ノーベル賞受賞/ 「それが私の原罪です」/ 歴史に残る人たちと知り合えた幸せ/ もう一度、戦前のロマンが復活すれば、日本は…/ 銀ブラは、かつて文化人の特権だった/ 漠然とした不安があった出家前/ 自分自身も菩薩であると思えば…

【著者紹介】
瀬戸内寂聴 : 1922年徳島県生まれ。東京女子大学卒業。63年『夏の終り』で第2回女流文学賞受賞。73年得度、筆名を晴美から法名の寂聴に変更。92年『花に問え』で第28回谷崎潤一郎賞、96年『白道』で第46回芸術選奨文部大臣賞受賞。98年『源氏物語』(全10巻)の現代語訳完訳の完成。2001年『場所』で第54回野間文芸賞受賞。06年度文化勲章受章。11年『風景』で第39回泉鏡花文学賞、17年朝日賞を受賞

美輪明宏 : 1935年長崎県生まれ。国立音大付属高校中退。16歳でプロ歌手としてデビュー。67年演劇実験室「天井桟敷」旗揚げ公演に参加、「青森縣のせむし男」に主演。以後、演劇、リサイタル、テレビ、ラジオ、講演活動などで幅広く活動中。97年「双頭の鷲」のエリザベート役に対し、読売演劇大賞優秀賞を受賞。2018年秋には東京都より多方面での功績をたたえられ、平成30年度・名誉都民の称号を贈られた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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多種多様ないろいろなお話が詰め込まれてい...

投稿日:2021/06/23 (水)

多種多様ないろいろなお話が詰め込まれていて、とても面白いです。歴史に即した前世のお話や、親交の深い三島由紀夫さんのお話など、お二人の興味深い話題のお話がたくさんあります。特に三島由紀夫さんのお話は、お二人からでないと知れない内容で、惹かれます。

うるみ さん | 香川県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • あすなろ@no book, no life.

    このお二人と三島由紀夫氏の話満載で惹かれ、些か僕としては毛色が違う本を読了。良慶天皇とその御陵や自力と他力の件。また、自分を育てる親は自分とお二人らしい話も多い。だが、やはり三島由紀夫氏の真の姿が興味深い。肉体の滅び・前世は高山右近・川端康成とノーベル賞等。誤解と真実が詳らかに。

  • アンジー

    「昨日あの人に会ってきたよ〜」のような調子で、現世で過去の霊と会っているお2人。寂聴さんと美輪さん、両方が霊の話題でかみ合っていて、生きている人の話をしているかのようなテンション!もうびっくり!やっぱり仏教の輪廻転生って本当なのかなぁ。首のない三島由紀夫の話に背筋がゾッとした…。オノ・ヨーコさんがレノン氏の霊に会っていたなんて悲しみが癒されただろうな。会いたい人の霊に会えるのは嬉しいよね。いや〜なんだか異世界に入り込んでしまったかのような面白い対談だった。天国の寂聴さんも美輪さんに会いに行くよねきっと!

  • baba

    読メさんのレビューで興味を持ちました。良慶天皇とその御陵に纏わる二人の話に興味深々。更に三島由紀夫氏と公私にわたる御付き合いで知らされる話が満載。また既に歴史上の人物である江戸川乱歩氏や東郷青児氏と面識があり、とてもすごいいい男と称しています。本当に凄いお二人です。

  • 空のかなた

    瀬戸内寂聴さんと美輪明宏さんが揃うと、これはもう異次元の対談としか言えない濃度。寂聴さんが住職となっている天台寺と、第98代南朝三代目の天皇だった長慶天皇と白拍子から側室になった寂聴さんの縁の下りや、三島由紀夫さんが「英霊の声」を憑かれたように書きあげた時の様子や2.26事件の磯部浅一さんとの因縁等、次から次に出てくる逸話に思わず声が漏れる。特に三島由紀夫さんと美輪明宏さんの交流や言葉のやり取り等は、その時代を覗かせてもらったような不思議な心地。想像を超える一冊。

  • 空猫

    '00年頃の対談。お二人とも交流のあった三島由紀夫氏(他、今では歴史に名をなす文豪、画家たち)の話がメインだった。戦中、戦後の日本を知る数少ない日本人だ。今は祖父母の代も戦後生まれだし、この年代の話を聞ける機会は貴重だ。

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