Product Details
ISBN 10 : 4831827029
Content Description
「婦人の魂の大部分を占めておった、日本の服装精神史がわかるであろうと思う」。祖先が紡ぎ、織りなし、纏った、今は失われてしまった「きもの」とは?柳田國男の薫陶を受けた女性民俗学者のパイオニアである著者が、生活のなかで着衣された普段着としての「きもの」とその背後にある民俗を丹念に掘り起こし描いた、着ることの生活文化誌。
目次 : しなぬの/ ふじ袴/ 麻衣/ 麻布から綿布へ/ 仕事着/ 服装問題の根底によこたわるもの/ 糸機の道/ 袖/ 寝具と寝室と、藁と綿/ 藁のふとん/ 服装と婦人の生活/ ボトの話/ 晴衣考/ 縞の話/ 昔の制服/ 農服研究とその資料
【著者紹介】
瀬川清子 : 1895年、秋田県鹿角郡毛馬内町(現鹿角市)生まれ。東洋大学専門部倫理学東洋文学科卒業。第一東京市立中学校の教壇に立つかたわら、柳田國男に師事。山村生活調査、海村生活調査に参加し、1937年には日本民俗学講座婦人座談会(女の会)を始める。民俗学研究所、日本民俗学会などに所属し、民俗調査を重ねる。大妻女子大学教授、東京女子大学講師を務めた。1984年2月20日逝去。1980年「エイボン女性年度賞(教育賞)」受賞、1981年『女の民俗誌―そのけがれと神秘』(東京書籍、1957年)で第20回柳田(國男)賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
Customer Reviews
Book Meter Reviews
Recommend Items
Feedback
Missing or incorrect information?
Product information of this page .

