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そんなときは書店にどうぞ。

瀬尾まいこ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784910576008
ISBN 10 : 4910576002
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2024
Japan

Content Description

「私は書店さんが大好きなんです!」
 書店員さんは本を読者の方に届けてくれる大事な人というだけでなく、どうすれば本が売れるだろうとあれこれ考えてくださり、いつもどこかうきうきしている魅力的な人が多くて、お会いするとうれしくなります。そして、私が本を作るうえでの仲間だと勝手に思っています。
 できるだけたくさんの書店さんに行きたい。私が元気をもらうだけでなく、書店員さんに少しでも恩返しをすることができないか。そんな思いでこの本を書きました。
 書店員さんと読者の方々が笑ってくださったら、こんなに嬉しいことはありません。
瀬尾まいこ

――

 本屋大賞受賞後、たくさんの書店まわりをして、多くの書店員さんたちに出会った瀬尾さんは気付きます。
「こんなに魅力的で楽しい場所があったのか」と。
 そんな書店さんとの思わず笑ってしまうエピソードの数々と、水鈴社創立第1作である『夜明けのすべて』が映画化された際の、出演者や監督との交流などの様々な思い出を、瀬尾さんらしい軽妙なエッセイにまとめました。

・編集者の口約束に戸惑い、謎の多い出版業界の慣習に困惑しながら書店巡りをすることになる「無敵のカルカン先輩現る」。

・本屋大賞を受賞し、全国の書店員さんたちにお祝いしていただきながら、お祭りのような日々を過ごした「そしてバトン、ゴールデンイヤー」。

・書店員さんたちの作るPOPに感動! そして用意していただいたくす玉を上手く割れなかった「くす玉を割るコツと絶景横浜」。

・主演の松村北斗さんのかっこよさに驚き、上白石萌音さんの真摯さに胸を打たれながらも鋭いツッコミを入れる「『夜明けのすべて』撮影見学記」。

・顔は怖いが心は優しい三宅唱監督とのタイマン、いや対談の様子をレポートした「ついに対談の日、来たる」。

などなど、全25本のエッセイを収録。

 そして巻末には、吉川英治文学新人賞受賞のベストセラー『幸福な食卓』の後日譚を書店を舞台に描いた書き下ろし短編小説「そんなときは書店にどうぞ。」が掲載されています。

 瀬尾まいこさんの書店と書店員の方々への溢れる愛とユーモアが凝縮された、ほっこり温かく、思わず笑みがこぼれる一冊です!

「どんなときでも書店にどうぞ。」

 なお、この作品の著者印税と収益は、書店文化振興のために活用されます。

【著者紹介】
瀬尾まいこ : 1974年大阪府生まれ。2001年、「卵の緒」で坊っちゃん文学賞大賞を受賞し、翌年作家デビュー。2005年『幸福な食卓』で吉川英治文学新人賞、2008年『戸村飯店 青春100連発』で坪田譲治文学賞、2019年『そして、バトンは渡された』で本屋大賞を受賞。2020年に刊行された『夜明けのすべて』は映画化され、ベルリン国際映画祭フォーラム部門に正式出品されるなど、大きな話題となった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro

    瀬尾 まいこは、新作中心に読んでいる作家ですが、エッセイは初読です。著者の書店および『夜明けのすべて』の映画に纏わるエッセイ+短編小説、著者の人柄が良く解りました。瀬尾 まいこは、やはり有村架純ではなく、関西のおばちゃんでした(笑) https://www.suirinsha.co.jp/books/detail15.html

  • おしゃべりメガネ

    やっぱり瀬尾さんは作品はもちろんですが、エッセイもしっかりとほっこりさせてくれますね。本書のベースは本屋大賞受賞作『そしてバトン〜』の前後でブレイクし、めっちゃ忙しくなった頃の話と映画化された『夜明け〜』にまつわるお話で構成されています。作品、作風とは裏腹に瀬尾さん、本当に色々と大変だったんだなぁと改めて感じました。また、本書を読むとこれまた改めて最近の作品を読み返したくなりますね。本書の後半はとにかく『夜明け〜』の映画推しのネタでしたので、もう少し書店や本にまつわるエピソードも読めたら良かったかなと。

  • けんとまん1007

    瀬尾さんの関西人っぽい空気感が滲み出ている・・というか、そのもの。本そのものへの愛情だけでなく、書店・書店の店員さん・関わる人への思いにも溢れている。本・書店を違うものに置き換えて考えてみても面白いかも。自分が今、仕事やプライベートで関わっていることを考えると、これに近い線もあるような・・。読んでいて、楽しい時間に包まれる1冊。

  • のぶ

    瀬尾さんのエッセイに、短編小説を一篇入れてまとめたもの。今までに小説は何点か読んできているが、エッセイは初めてかもしれない。学校の先生から作家になって行く過程やら、本屋大賞を受賞した時の経緯など、知り得なかったいろいろな事柄がわかって興味深かった。どれも瀬尾さんの人となりが出ていて、ほんわかした気分になった。作家の営業活動として、書店まわりをこれ程やっているのは意外でちょっと驚いた。「夜明けのすべて」が映画化された事にも触れられていて、作家として幸せだと思った。巻末の短編小説も面白かった。

  • Karl Heintz Schneider

    瀬尾まいこさんにしては珍しいエッセイ集。奈良出身の彼女、柔らかい関西弁をときおり交えつつ小説とはひと味違ったユーモラスな文章で綴っている。タイトルにあるように内容は書店との関りがメインとなっているがそれ以外にも過去の作品が書かれた経緯、ご家族のこと、ご自身のことなども書かれている。「小説を書いていると時々、自分はいったい何を書いているんだろう?こんなもの誰が読んでくれるんだろう、と思うことがある。」新刊を出せば飛ぶように売れる人気作家というイメージがある彼女がこんなふうに思うことがあるということに驚いた。

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