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検証・学歴の効用

濱中淳子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784326653812
ISBN 10 : 4326653817
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2013
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

目次 : 学歴不信社会の到来?/ 第1部 大卒という学歴を問いなおす(高卒と大卒は何が違うのか―人材としての質的違いにみる学歴の効用/ 出世する大卒・しない大卒―「学習経験」が学歴内の多様性をもたらす/ 大卒人材と読書)/ 第2部 もう一つの学歴社会論―女子・専門学校・大学院(女子と学歴/ 専門学校への進学は「得」なのか/ 院卒という学歴は「使えない」のか)/ 第3部 「学歴の効用」の認識社会学(学歴不信社会の源泉―三つの社会的要因/ 学歴と「健全に」向き合える社会へ)

【著者紹介】
濱中淳子 : 1974年生まれ、富山県出身。2003年東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。2007年博士(教育学)取得。現在、独立行政法人大学入試センター研究開発部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • きいち

    「勉強し、教育を受け、学歴を取得すること以外に、自分自身の力で状況をよくする手段がどれだけあるだろうか」。まさに。◇大卒学歴の効用の増大という事実によって団塊世代の印象論に基づく誤った言説を覆し、<学生時代の学習・読書習慣→現在の学習・読書習慣→現在の知識能力→現在の所得>という構造でそのつながりを解き明かす。変化の時代にふさわしいコンピテンシー教育。通常の「○○大学に合格するほど地頭がいいから高収入」というシグナリング理論と異なり、この「学び習慣仮説」なら、いつから学びを志しても手遅れじゃないのもいい。

  • Moloko

    学歴について他の矢野氏の文献と同様の分析結果が出たもの。使っているデータの多くも同じようなもののような気がするが、大学全入時代と言えども大卒の経済的効用が高いことから始まり、大卒と高卒では前者では自分の意志で仕事に関する学習をした人ほど所得が上がりやすいという成長要因を発見している。大学の勉強内容が直接に所得を向上させる訳ではないが、教科書などの専門書を読んだり、能動的に勉強する習慣が自己学習する習慣にも繋がるという示唆や、女子と学歴の効用、専門学校の効用は資格職以外で限定的など、面白い内容もあった

  • ふりゅしーお

    昨今我が国ではAO入試の増加、定員割れによる全入現象の発生などにより学歴の形骸化が進み、大卒人材に対するそれまでの評価の見直しが行われている。一般に大卒の評価が低下していると言われている中で、この本は学歴が所得に対してどのように影響してくるかをデータを示しながら検証し、世間で言われているほど大学を卒業することによる効用が低くなっている訳ではないと論じた。特に就職後の所得の向上について、自己学習習慣がそれに影響するのは大卒以上の学歴のみというデータは非常に興味深いものであった。

  • coldsurgeon

    学歴というの、効用があるのかないのか、を論じた社会論。面白い内容です。「大学に進学することで得られる時間を読書に費やした人は、就業後も読書を続け、所得の違いを生み出している」データを示すのは、読書が利用されるようで好きではないが、事実なのであろう。もちろん、娯楽本やコミックの読書には、その効用はないらしい。学歴・読書に、効用を求めたくないが、今どきの子供は、すぐ効用を求めるから、考えないと。

  • 44KW

    友達が読んだ本として紹介してたので、タイトル気になって読んでみました。 学びの場としての大学の必要性など、非常に興味深い内容でした。ただ、学術論文的な本だったので、少し、読み進めるのが大変でした。

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