三塁ベースコーチが野球を変える 河出文庫

澤宮優

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309416564
ISBN 10 : 430941656X
フォーマット
出版社
発行年月
2018年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
沢宮優 ,  
追加情報
:
241p;15

内容詳細

走者をためる、という口実は簡単だ。しかし、選手と一体となり、積極的な状況判断を行い、走者を前に進める努力を怠らない。そのためには、相手チームの戦力を分析し、クセやサインも盗み、ぎりぎりの本塁突入の根拠をつかみ、士気を鼓舞する。スモールベースボール時代の10人目の選手兼監督代行、攻める三塁コーチが近代野球を制す!ノンフィクション。

目次 : 序章 二つの“事件”から/ 第1章 日本一の三塁ベースコーチと呼ばれた男 高代延博/ 第2章 三塁ベースコーチは攻撃の監督代行―“職人”三塁ベースコーチはなぜ生まれたのか?/ 第3章 三塁ベースコーチを三千試合務めた男 土屋弘光/ 第4章 高校野球、甲子園勝利の決断/ 第5章 名将と名三塁ベースコーチ/ 第6章 現代に生きる三塁ベースコーチ/ 第7章 ホークス黄金期を支えた森脇浩司の三塁ベースコーチ人生/ 終章 三塁コーチャーズボックスから見える日本野球

【著者紹介】
沢宮優 : 1964年、熊本県生まれ。ノンフィクション作家。青山学院大学文学部、早稲田大学第二文学部卒業。スポーツから文学まで幅広く執筆。『巨人軍最強の捕手』で戦前の巨人軍の名捕手吉原正喜の生涯を描き、第14回ミズノスポーツライター賞優秀賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • マッちゃま さん

    三塁ベースコーチにスポットを当てた内容。彼らの表の仕事とは、監督からの指示を選手にサインを送り知らせる、塁上の走者に次の塁へストップかゴーかの判断を伝える役割り。敵には解りにくく味方には伝わり易いブロックサインの出し方を研究し、1つでも先の塁へ進める様に敵の守備位置や捕球体勢、癖や身体能力や怪我の有無、天候や風向きに芝の生え方まで検討する。成功は選手の手柄で失敗はコーチの責任。割りの合わない仕事とも言えるが、其処にやり甲斐を見つけ己の研鑽を積む男たちがいる。そう、彼らの頑張りがチームを勝利に導くのだから。

  • nishiyan さん

    成功して当たり前、失敗すると「壊れた信号機」と酷評される三塁ベースコーチ。地味でありながらもその役割は走攻において重きをなしている。豊富なインタビューと資料を元に読み解くノンフィクション。上田利治氏が捕手を「守りの監督代行」といい、三塁ベースコーチを「攻めの監督代行」と語ったのは印象深い。その立場は監督の傾向を見抜きつつ、状況に応じて最善最良の指示を選手に送らねばならない難しいもの。必要な適性は野球の知識のみならず、前向きな性格、そして運というのは面白い。野球は考える時間が長いスポーツゆえだろう。良書。

  • さーくる・けー さん

    三塁コーチの重要性や奥深さを知ることがでいました。プロ野球の三塁コーチは「いぶし銀」タイプばかりですね。

  • きのやん さん

    筆者がよく取材していることは間違いない。いい話もたくさん出てくる。だが、文章が壊滅的に下手なので読むのが苦痛でしかたがなかった。モノカキにとって最も大事なものは文章力なことを教えてくれる名著。

  • Shinya Fukuda さん

    殆ど脚光を浴びることのない地味なポジションだが強いチームには必ず優れた三塁ベースコーチがいる。二塁から間一髪で生還し、それが決勝点にでもなれば称賛されるのは走者、三塁ベースコーチが称賛されることはない。本塁で憤死すれば三塁ベースコーチの判断ミス。何とも割りの合わない役回りだがこれが攻撃に於ける監督代行と言われるポジションなのだ。メジャーリーグでは次期監督候補がつく役職らしい。高代延博、森脇浩司という2人の現代の名コーチについては詳しく書かれている。

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