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水族館の文化史 ひと・動物・モノがおりなす魔術的世界

溝井裕一

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784585222101
ISBN 10 : 4585222103
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ひとが「魚を見ること」にはどんな意味が秘められているのか?古代の養魚池文化にはじまり、黎明期の水族館のユニークな展示、植民地支配とのかかわり、SF小説や映画の影響、第二次世界大戦中の苦難、展示のストーリー化、さらにはヴァーチャル・リアリティ技術とのハイブリッド化が進む最新の水族館事情など、古今東西の水族館文化を図版とともに概観、ガラスの向こう側にひろがる水の世界へいざなう。

目次 : 第1章 水族館前史(古代人の水族「観」/ 中世ヨーロッパにおける水族「観」 ほか)/ 第2章 モダンでレトロな近代水族館の世界(「アクアリウム」の誕生/ 帝国の水族館 ほか)/ 第3章 日米の水族館と激動の時代(星条旗のもとで―アメリカ水族館物語/ 陸にあがった「龍宮城」―日本人と水族館 ほか)/ 第4章 非日常体験を求めて「テーマアクアリウム」の世紀(新しい展示、新しい海のイメージ/ 「海洋パーク」と「テーマアクアリウム」の出現 ほか)/ 第5章 水族館は境界をこえて生きもの展示の未来(動揺する水族館/ 水族飼育をめぐる攻防―じっさいにあった事件が語ること ほか)

【著者紹介】
溝井裕一 : 関西大学文学部教授。博士(文学)。専門は西洋文化史、ひとと動物の関係史、ドイツ民間伝承研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 宇宙猫

    ★★★ 細かすぎて、面白そうなところをザックリ読む。陸地に海を造るんだから技術力が必要だし、試行錯誤もいろいろあって興味深い。

  • スプリント

    動物園に比べると資金力・土木技術力が必要となる水族館の文化史です。生物を見せることから環境を見せるようになる変遷を理解することができました。

  • イボンヌ

    水槽などの生簀に魚を入れて飼育するということが、古代から存在していた事に驚きます。 生簀の遺構の一部は現存し、中には現在も使用されているものもあるようです。 本書は水族館の発祥から現代までのながれを網羅しています。

  • 入道雲

    水族館の歴史をこんなにじっくり読めるとはスゴイ。 それぞれの時代に影響されながら、どう水族館が設置、進化したか分かる。

  • ちり

    そういうものとして受け取っていた諸々に込められたデザイン的な意味や存在理由がいちいち新鮮で面白かった。あれもこれも初めて始めた人がいる(当然)!水の生き物を飼うのは難しいので、資金面(どの層がパトロンか等)、動機(生き物や自然についての思想)、技術面などの歴史を追って行く。現代の水族館が直面している一番の問題は動物愛護的な観点から存在意義がかなり根本的なレベルで問われていることで、その解決として最近試されているのがVRやロボットということだった。映像系のイベントが目につくのはそういう背景か。

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