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荷風と風景 失われ廃れゆくものを愛する

湯川説子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784867660874
ISBN 10 : 4867660876
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

作家は廃れゆき失われつつある土地の記憶をたどろうとしたーー。
文豪・永井荷風が言葉で紡いだ江戸東京の風景を丹念に紐解くと、何が見えてくるのだろう。作家の言葉と実際の場所を結びつけ、過ぎ去った時代の都市の姿の痕跡を探し、荷風の愛した風景を追いかける。

本書は「地形を歩む」「?辺散策」「都会?活」の3部にわけ、小石川金富町三十二番地(現・文京区春日二丁目)の生家から、孤高の砦であった自邸・偏奇館まで、永井荷風の人生と作品の現場を読み解いていく。

荷風の歩き見た景色が目の前にあらわれ、作家が作品に遺した目まぐるしく変わりゆく時代を追体験する。年譜・荷風関連地図・図版40点以上を掲載!

荷風とともに江戸東京の風景を探すためのガイドブック!

【荷風が言葉で紡ぐ江戸東京の風景は、私たち現代の読者に過ぎ去った時代の都市の姿を伝えてくれる。登場人物の感情と物語の情景が織りなす世界は、読む者を心地良いひと時へと誘うだろう。本書はその道しるべである。】

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 果てなき冒険たまこ

    散歩好きの荷風先生とその歩いた(後半は移動手段が変わってるけど)ところを様々な切り口で検証していく本。失われた江戸への郷愁と明治大正昭和と移り変わるものへの反発や希望。荷風先生のネタは尽きないねぇ。初めて知った織田一麿という名前も覚えておいて損はなさそうだ。本質的に孤独を愛するというより他人との関わりを拒絶する荷風先生には共感するしかない。自分も同じような性格だけどただお金はそんなに持ってない(笑)

  • So Honda

    タイトルどおり、荷風の小説や日記と、東京の風景の関わりを追う。東京の変遷にあわせ、その風景に喚起された小説の内実も変わっていく様子がひもとかれる。そして戦災で自宅と東京が焼かれた時、彼の創作意欲も失われたのだろう。

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