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アクティブ・ラーニングとは何か 岩波新書

渡部淳 (教育学)

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784004318231
ISBN 10 : 4004318238
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

新指導要領のもと本格始動する「学び方改革」の目玉なのに、中身への理解も導入準備も進んでいないアクティブ・ラーニング。しかしそこで展開される呉恵的で深い学びは、自立的学習者、民主主義の手続きと運用に習熟した自律的市民の育成につながる大きな可能性を持つ。「学びの演出家」の第一人者が実践的に解説した一冊。

目次 : 第1章 授業改革からアクティブ・ラーニングへ(繰り返されてきたチャレンジ/ 学習システムの改革 ほか)/ 第2章 アクティブ・ラーニングへの移行(アクティブ・ラーニングのイメージを描く/ アクティビティ(学習技法)の定着 ほか)/ 第3章 学びを全身化、共同化するアクティブ・ラーニングの実践(銃で撃たれた日本人高校生(ロールプレイ)/ みんなで「最後の晩餐」になろう(フリーズ・フレーム) ほか)/ 第4章 共有財産としての参加型アクティビティ(獲得型学習モデルと四つのカテゴリー/ アクティビティのいろいろ ほか)/ 第5章 アクティブ・ラーニングが定着する条件(教師をとりまく環境の改善―政策の整合性と実効性/ 学校の主体的取り組み ほか)

【著者紹介】
渡部淳 : 1951年秋田県生まれ。国際基督教大学(ICU)教養学部卒業。同大学院行政学研究科博士課程で政治学を専攻、ICU高校公民科教諭を経て、日本大学文理学部教授。博士(教育学)。専門、教育実践研究、ドラマ教育(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 佐島楓

    本書に掲載されている授業例は、オリジナリティに溢れていて、教師側の創造力を刺激するものだと思う。高校レベルならこれで良いのかもしれないが、大学教育にスライドするのは難しそうだ。高校と大学の教育内容の断絶を見た気がする。

  • 1.3manen

    同じく所属高校図書室より。グローバル・エデュケーション提唱のD・セルビー「民主主義について教えられるときは民主的な方法で」(179頁)。ウクライナ紛争下、逃げた先でも攻撃され、亡くなる世の中をどう考えるか? 自律的学習者=新しい教養人。グローバル・スタンダードのミニマムは「学び方を習得し、さまざまな角度から考えることのできる批判的思考力をそなえた市民の育成」(193頁)が期待される。コロナ禍でALを私はペアワークしかしていない。英語でなく経済の授業だが。日本史Bは教科書音読をお願いしているだけ。

  • きいち

    「たいへんだったけどおもしろかった!」そんな授業経験をいかにつくるか。そこにはメソッドがあり、研究の蓄積があり、習熟までの道のりがある。先生たちの学習のコミュニティで実践を重ねている著者が、アクティブラーニングの根本から述べる。◇自らルールを作り運用していく技術や理性的なコミュニケーションを育てる各地の授業実践。そこには、大昔に自分が味わったように思えるものも多い。学びほぐしと積み重ね。教え手が一番の学び手。◇そしてアクティブラーニングは、社会人学習にこそ有効。大人なんだから学ぶ側が声をあげないとな。

  • Nobuko Hashimoto

    ざっと読了。「学びを全身化する」方法として、演劇的な手法が詳しく紹介されている章が具体的で興味深かった。自分が学会で、朗読を取り入れたワークショップに参加して静かな興奮を覚えたことがあったので。それ以降も、私自身の授業(大学)では、アイスブレイク以外では、そのような演じる要素や、身体的な活動が入ったアクティブラーニングはしていないが、ちょっと研究してみたい気がする。

  • zoe

    教師1vs生徒多数の黒板とチョークを介した授業ではなく、プレゼンや議論やその準備を通じて能動的に学ぶ手法。総合的な学習という自在に設定できる時間の中で、知能・技能・思考力・判断力・表現力・学びに向かう力・人間性を培う。知識を蓄積するだけではなく、分析・応用、レポート・プレゼン・ディベート、そしてそれらをプロジェクト化・創成力へとつなげる。ディベートはゲーム。リサーチ、論理的組み立てと批判、表現力向上、演劇力〜深い学び。真理は探究できないことも。負けを潔く認めることを学ぶ。

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