うた恋い。和歌撰 恋いのうた。

渡部泰明

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784840151184
ISBN 10 : 4840151180
フォーマット
出版社
発行年月
2013年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
215p;21

内容詳細

『超訳百人一首 うた恋い。』の杉田圭と、監修者で東京大学教授・渡部泰明の夢のコラボで贈る恋歌撰!
「恋」をテーマに渡部泰明が恋歌を解説し、杉田圭がうち3本をダイナミックにマンガ化!
人気声優・中井和哉と桑島法子による、ロマンチックな詠み上げCD付!

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うた恋い。の本編を読まずにこの本を読んで...

投稿日:2021/07/20 (火)

うた恋い。の本編を読まずにこの本を読んでいますが、面白く読めています。ですが、所々で本編が引用されているので、本編を読んだ人にはもっと面白いと思います。漫画は短編が三つ入っていて、他、恋歌の説明は全て文章です。今までどうしても状況がイメージできなかった、額田王と大海人皇子の和歌のやり取りに天智天皇が絡んだ三角関係は、この本の漫画を読んで初めて理解できた気がします。個人的には『とはずがたり』の一部を漫画化した後深草院二条と性助法親王の話が好きです。和歌の説明文も背景がわかりやすく書かれていて「へぇ〜、そうなんだぁ〜」と思いながら読んでいます。

ぷーにゃー さん | 不明 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • masa@レビューお休み中 さん

    いつも通りの『うた恋ぃ。』だと思っていたのですが、中身を確認してビックリ!杉田さんのマンガはごく一部で、あとは渡部泰明さんの文章だったんです。この本では、紹介されている和歌の説明、当時の時代背景、うたを交わしたふたりの間柄についての詳しい説明があります。当時の事情がわかると、和歌にも深みがでるというか…。単に歌の意味だけを知るのではなく、もっと深い部分で理解したいって思うようになるのです。杉田さんのマンガの中では、藤原道信の恋の話が好きでしたね。純情まっしぐらな道信の恋路がいじらしくて良かったです。

  • みつき  さん

    飛鳥時代から鎌倉時代の恋をテーマにした和歌三十四首を渡部教授の解説とともに楽しむ一冊。そのうち三首は漫画付き。技術面だけではなく、当事者の背景や政治状況、また研究により浮かびあがる人物像まで丁寧な解説がされ、和歌の新たな魅力を発見できるとても素敵な一冊でした。万葉集の感情をぶつける情熱的な和歌から、技巧を凝らす事により、本心を巧に隠す遊び心のある和歌までどれも個性的で、限られた言葉の中にどのような想いを籠めるのか、奥が深く静かな世界にすっかり魅了されました。

  • たまきら さん

    備忘録。恋愛の歌は恋人の数だけ数多にあり、感じ方も人それぞれ。共感できるものもあればうわあ…と引くものもあり。けれどそこにあるのは今も昔も変わらない、うつりゆく心に翻弄される、悩める恋人たち。その姿がどんなに愚かに見えたとしても、自分たちに何が言えるでしょうか。この短い文字数の中に思いを昇華させた彼らに到底及ばないのに…。早くCD聴きた〜い。

  • ほむら さん

    書き下ろし漫画もあり大満足。解説もわかりやすいものでした。漫画で描かれる和歌の背景は解釈どころか相手もただの想像ですが、とても素敵で面白いです。和歌を通して描かれる人の姿やその背景は、詠み継がれるにあたり相当美化されているのではないかなと思います。それほど和歌には多くの解釈が当てはまり、それこそ面白いところなんですよね。表現も違う、人により訳や解釈も違う、恋の形も違う何百年も昔のことなのに、沁みるような歌があるのはいったいどうしてなのでしょうか。

  • くぅ さん

    ちょいと飛鳥奈良平安のうたの世界に浸かり、思いを馳せてみました♪道信と婉子女王のくちなしの話は、読んでるだけでこちらにもいい香りが届きそうだし、キュンとしました。

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