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クレチアン・ド・トロワ研究序説 修辞学的研究から神話学的研究へ

渡邉浩司

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784805751480
ISBN 10 : 4805751487
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2002
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

本書の大きな功績は、12世紀の物語作家たち、とりわけクレチアン・ド・トロワにとって1次資料として使われたテクストの神話的背景を探り、中世の心性(メンタリティー)と想像世界(イマジネール)との関わりで「イロニー」の問題を提起しているところにある。

目次 : 第1部 西欧中世文学研究と「イロニー」―修辞学的研究から神話学的研究へ(クレチアン・ド・トロワ研究における「イロニー」研究の位置/ 中世仏文学に見る「イロニー」研究の現況/ 神話学的読解へ向けて)/ 第2部 「イロニー的文体」―クレチアン・ド・トロワの物語の修辞学的分析(『聖杯の物語』における「対位法」の問題―「構造のイロニー」をめぐって/ 『クリジェス』に見る「構造のイロニー」―2世代並置による2部構成の戦略/ 『クリジェス』に見る「言葉のイロニー」と「状況のイロニー」―クリジェスの叔父アリスが占める「幻影」の極 ほか)/ 第3部 「イロニーとしての神話」―クレチアン・ド・トロワの物語の神話学的分析(「諺」の神話学―クレチアン・ド・トロワの物語に現れる諺研究の現況/ アーサー王物語における固有名の神話学―ペルスヴァルの名をめぐって/ 神話学的読解の鍵としての「暦」と「固有名」―『クリジェス』に現れる「越えられない壁」の挿話をめぐって ほか)

【著者紹介】
渡辺浩司 : 1964年岐阜県岐阜市生まれ。1987年名古屋大学文学部卒業。1990年名古屋大学大学院文学研究科博士課程前期課程修了。1993年グルノーブル第3大学大学院でD.E.A.(博士課程高等研究免状)取得。1994年名古屋大学大学院文学研究科博士課程満期退学。名古屋外国語大学外国語学部専任講師、同助教授を経て、現在、中央大学経済学部助教授、文学博士。専攻は中世フランス文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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