アメリカン・コミュニティ 国家と個人が交差する場所 新潮選書

渡辺靖

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784106037252
ISBN 10 : 4106037254
フォーマット
出版社
発行年月
2013年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
251p;20

内容詳細

強固な外壁に囲まれたロス郊外の超高級住宅街、保守主義の牙城・アリゾナの巨大教会、ディズニーが創ったフロリダの町など、9つの地域を丹念に調査。多様性を象徴し、内側から社会を支えるコミュニティこそが、アメリカをより深く理解するための鍵である。なぜこの国はダイナミックに変化し続けられるのか。真の力の源泉とは何か―。

目次 : 第1章 ブルダホフ ニューヨーク州メープルリッジ―しなやかな原理主義/ 第2章 ダドリー・ストリート マサチューセッツ州サウス・ボストン―コミュニティの再生力/ 第3章 ゲーテッド・コミュニティ カリフォルニア州コト・デ・カザ―資本・恐怖・セキュリティ/ 第4章 ミドルタウン インディアナ州マンシー―もっとも典型的な「アメリカ」/ 第5章 ビッグスカイ・カントリー モンタナ州ビッグ・ティンバー―連帯する農牧業/ 第6章 メガチャーチ アリゾナ州サプライズ―「クールな教会」宗教右派の草の根/ 第7章 セレブレーション フロリダ州オーランド―ディズニーが創った町/ 第8章 アメリカン・サモア 南太平洋―海に浮かぶ、小さな「アメリカ」/ 第9章 刑務所の町 テキサス州ハンツビル―「アメリカにおける死の首都」/ 終章 コミュニティとアメリカ―国家と個人が交差する場所

【著者紹介】
渡辺靖 : 1967年生まれ。慶應義塾大学SFC環境情報学部教授。専攻は、文化人類学、文化政策論、アメリカ研究。90年上智大学外国語学部卒業後、92年ハーバード大学大学院修了、97年Ph.D.(社会人類学)取得。ケンブリッジ大学、オクスフォード大学、ハーバード大学客員研究員を経て、2006年より現職。04年、『アフター・アメリカ』でサントリー学芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 糸くず さん

    文化人類学者の著者がアメリカ各地の九つのユニークなコミュニティを取材することでアメリカの「多様性」に迫る。キリスト教原理主義者のコミュニティであるブルダホフ、地域住民によるコミュニティ再生の成功例であるダドリー・ストリート、アメリカの自治領である東サモアなどそれぞれのコミュニティは共通点よりも相違点のほうが多いように思うが、重要なのはこうした様々な選択肢の存在が許される自由と懐の深さ、それぞれの選択肢が絶え間なくぶつかり合いせめぎ合うことで生まれる可能性であろう。やはりアメリカは侮れない。

  • shm さん

    ときに文学的な描写だが、訪問先の人種構成は逃さず書くなど地に足もついてる。社会学ではなく文化人類学。ディスコース(言説)ではなく、カウンター・ディスコース。

  • coconatsu さん

    共生して取材する人になりたい

  • まこと さん

    アメリカのコミュニティの現状を追った書。よくあるゲーテッドコミュニティやメガチャーチだけでなく、刑務所の町ハンツビルや海外領土としてはありがちなプエルトリコではなく東サモアを選んでるあたりが新しいかな。

  • larilarifire さん

    エッセイ。文体がすこし鼻につくかも。アメリカ論(特に都市論)について考える時にはよいとっかかりとなりそう。ゲーテッドコミュニティ、メガチャーチなど日本に縁の無いものが、いったいどんなものなのかを漠然と理解するのには特に役立ちそう

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