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ISBN 10 : 4087815919
Content Description
京都の老舗料亭「たつむら」の美貌の女将・菊乃は夫と別居状態にあり、東京の出版社社長・遊佐と時折逢瀬を楽しんでいる。
そんな中、「たつむら」では東京支店オープンの準備が進められ、華やかな披露パーティーが催されるが、そこで菊乃は思わぬ光景を目にしてしまう。
1年前に大学を卒業したばかりの娘、涼子が遊佐と仲むつまじく手を握り合っていたのだ。実は涼子はその前月、遊佐とふたりで秋田・角館に枝垂れ桜を観に行き、母の恋人と知りながら男女の仲になっていた。
遊佐の気持ちが涼子に移っていくことに悩み、苦しんだ末に菊乃が出した意外な結論とは……。
美しくも妖しい桜の花に翻弄されるかのような、母と娘の葛藤と悲劇を描く。解説は村松友視。
【著者紹介】
渡辺淳一 : 1933年10月〜2014年4月。北海道生まれ。道立札幌医科大学卒業。医学博士。大学卒業後、母校の整形外科学教室講師となり、医療のかたわら小説を執筆。1970年『光と影』で第63回直木賞を受賞。1980年『遠き落日』『長崎ロシア遊女館』で第14回吉川英治文学賞を受賞。2003年紫綬褒章受章、第51回菊池寛賞受賞。札幌に渡辺淳一文学館があり没後もその作品は、多くのファンによって読み継がれている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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