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渡辺淳一恋愛小説セレクション 5 化粧

Junichi Watanabe

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087815900
ISBN 10 : 4087815900
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2016
Japan

Content Description

京都・東山の老舗料亭、蔦乃家の三姉妹頼子、里子、槇子と母親である女将のつね。
東京でクラブのママをしている頼子、婿養子を迎え蔦乃家の若女将を務める里子、東京の女子大で気ままな学生生活を送っている槇子。
三様の生き方をする姉妹だが、実は頼子には22歳で自殺をした双子の姉・鈴子がいた。
鈴子を自殺へと追いやった貿易商、熊倉への復讐を誓う頼子の前にその熊倉が現れる。
そして、一番安定した人生を送るかに見えた里子にも思いもかけない運命が…。
伝統的な京都の暮らし、情景を横糸に美しい三姉妹とその母の「女」としての生き様が華麗に描かれる。
「京都もの」と呼ばれる著者の一連の作品の中でも頂点を極めた傑作。解説は林真理子。

【著者紹介】
渡辺淳一 : 1933年10月〜2014年4月。北海道生まれ。道立札幌医科大学卒業。医学博士。大学卒業後、母校の整形外科学教室講師となり、医療のかたわら小説を執筆。1970年『光と影』で第63回直木賞を受賞。1980年『遠き落日』『長崎ロシア遊女館』で第14回吉川英治文学賞を受賞。2003年柴綬褒章受章、第51回菊池寛賞受賞。札幌に渡辺淳一文学館があり没後もその作品は、多くのファンによって読み継がれている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KJ

    1982年の作品。長編。異父姉妹3人の生きざまを描いた小説。4人姉妹だが、自殺した長女の法事の後の花見から始まる。女はしたたか、女は強し。女にまつわる男は、全て滑稽で純粋なものだと、冷静に苦笑しながら読めた。嵐山の保津川下りが自分の経験と重なり懐かしい。

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