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まひる野 上巻

Junichi Watanabe

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784101176062
ISBN 10 : 410117606X
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2008
Japan

Content Description

京都の老舗の扇子商を女手ひとつで切り回す辻村多紀は、弟が内ゲバで殺してしまった学生の通夜で、その父親、柚木洋文と出会う。周囲の冷たい視線と母親の罵倒の中で、毅然としてかばってくれた柚木に、多紀は殺人事件の加害者と被害者の家族という関係をこえて引かれるものを感じる。それは28歳にして初めて多紀が知った恋であった。京の雅のなかに現代のロマンを刻んだ長編。

【著者紹介】
渡辺淳一 : 1933(昭和8)年、北海道砂川市生れ。札幌医科大学卒。同大学整形外科講師となる。’65年「死化粧」で新潮同人雑誌賞を受賞。’69年札幌医科大学講師を辞して上京、作家専業となる。’70年「光と影」で直木賞を受賞。’80年『遠き落日』『長崎ロシア遊女館』で吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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はじめてよむこの著者、最後の女性の力強さ...

投稿日:2021/04/13 (火)

はじめてよむこの著者、最後の女性の力強さは感傷的にこちらにも力強さを与えられた。3日で消えたが、女性のこの後のない場の強さは本当なのだと思う。ストーリーを借りてこの強さを描きたかったのだと思う。

ぷぅさん さん | 兵庫県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 美雀(みすず)

    ちょっと「うん?」と首をかしげそうな内容かなぁと思う。渡辺先生お得意の不倫もの。こういうのは女性が可哀想になって来るな…。昭和の作品なので、えっ、これで40半ばと思うくらい年寄り染みて違和感がある。

  • カーミン

    辻村多紀は、京都の老舗扇店を切盛りする28歳。弟が内ゲバで殺してしまった学生の通夜に参列した際に、被害者学生の父親柚木に出会い、ふたりは恋に落ちる。作者お得意の年の差カップルの不倫もの。引き続き下巻に参ります。

  • chiru

    京都が舞台。タイトルの「まひる野」という言葉の響きと美しさに惹かれて、手に取った本。不倫カップルがあちこちに迷惑をかける、というだけの内容ですが、女性の考え方が良く分かる作家さんだなと驚きました。★3

  • ゆう

    学生運動の内ゲバで弟が殺してしまった学生の父、柚木と恋に落ちる多紀。28歳。やり甲斐のある仕事に打ち込んでいたさなか、急に降ってきた柚木との出会い。恋を知らずに大人になって初めてする恋ほど女性を狂わせるものはない。いけないことだと思いつつも、止められない気持ちは次第に少しずつ周囲を巻き込みながら進んでいく。//初めて読んでから数年経ち、いつの間にかわたしも多紀の年齢を超えてしまった。何回読んでも、感想や、自分に痛く突き刺さる文が変わらない小説も珍しい。女性の心情表現と、京都の美しい描かれ方は流石の域。

  • 半べえ (やればできる子)

    ★★★

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