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双発戦闘機「屠龍」 一撃必殺の重爆キラ-

渡辺洋二

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784167249168
ISBN 10 : 4167249162
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2008
Japan

Content Description

日本陸軍が唯一制式採用し、運用した双発・複座戦闘機「屠龍」。凡庸な性能ながら、北は満州から南はニューギニアまで、対地攻撃、対戦闘機空中戦、対重爆攻撃、対艦攻撃と八面六臂の活躍ぶりを克明な取材により活写した労作。新たな文庫化にあたり、写真・図版を大幅に増やすと同時に、加筆・改訂を行った増補決定版。

目次 : 1 新機種・双発複座戦闘機/ 2 キ四五からキ四五改へ/ 3 複戦、南へ飛ぶ/ 4 南方洋上の攻防戦/ 5 南西方面での敢闘/ 6 B‐29来襲と捷一号作戦/ 7 本土の空を血に染めて/ 8 夜間邀撃、特攻攻撃

【著者紹介】
渡辺洋二 : 昭和25(1950)年、名古屋市生まれ。立教大学文学部卒業後、航空雑誌の編集者を経て、現在航空史の研究・調査をライフワークとしている。現在までに取材した旧軍関係者は1200人近く、その取材力、執筆内容の正確さには定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • スー

    中途半端な性能で隊員達から嫌われ活躍する場が少なかった悲運の戦闘機屠龍。軍が双発戦闘機を必要と思って開発したわけでは無く他国で作ってるからという理由で昭和13年にスタートしました。しかし、正式採用されたのは4年後で既に速度不足で鈍重の機体になっていました。しかも故障が多く20機でラバウルに向かい到着した時は5〜6機になっていた程でした。幾つかの改良で火力アップし対重爆撃機になり最後は特攻隊や対空特攻機になり絶望的な戦い続けていきます。上層部のビジョンの無さが産んだ不運な機体でした。

  • roatsu

    二式複戦の開発から激戦を重ね歴史の彼方に消えていった生涯を、多くの資料と存命当事者への誠実で丹念な取材を基に緻密に浮かび上がらせた著者の仕事ぶりは流石。本機の戦いの軌跡を追うことは現代でも当時と変わらない日本の組織や研究開発の問題点把握に繋がるのでは。総力戦は民族の長所短所がすべからく現れる場なので、後世の我々には教訓の宝庫である。実戦果とか矮小な視点ではなく数十年前の先人達の奮戦から現代と将来に生きる教訓を学び取ることが大切と思う。そして戦いに従事しまた散華した将兵達に感謝の念を忘れることなく。

  • 零水亭

    屠龍の決定版。個人的に陸軍の軍用機の中では、三菱の九九式軍偵、中島の二式単戦と並んで好きな機体の一つ。いくらP40にボロ負けしようと(ドイツのBf110もHe111の護衛中にハリケーンにコテンパンにやられて、Bf109に「護衛任務の為の護衛」についてもらった…)、敗戦直前、海軍の月光とともに夜間の本土防空に奮闘したことを忘れてはいけない。 ところで、機首の37mm砲と上向きの20mmと、どちらがよく使われたんだろうか?Bf110でもパイロットにより好みが分かれたらしいが…

  • 紫電怪

    二式複戦「屠龍」がどのように誕生して、進化し、終戦を迎えたかを書いた作品である。双発護衛戦闘機論に則って作られたために性能的には奮わなかったが、対爆撃機戦闘などの奮闘があったことをこの本がよく伝えている。

  • Eightman

    図書館からの貸し出し。 川崎飛行機設計製造の双発戦闘機は、中途半端な仕様となり、最後はB-29に対しての迎撃機としての用途しかなかった。 夜間戦闘機としても、十分なレーダーがなかった日本では、ドイツのBf110の様な活躍も出来なかった。それにしても著者の調査には、舌を巻く。 400ページに渡る大作であり記録としての価値は認めるが、著者の想いが余り伝わってこないのは、堀越二郎著の零戦と違う。生みの親の設計者との違いか? しかし、この二式戦闘機は、百式司令部偵察機と並んで、中々魅力的でもある。

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