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周期表 いまも進化中 サイエンス・パレット

渡辺正

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784621086698
ISBN 10 : 4621086693
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2013
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ふつうは「量子論の産物」とみる周期表が、じつは量子論の生みの親だった…周期表の曲折を経た進化の跡をていねいにたどり、まずその魅力と威力を浮き彫りにする。

目次 : 1 元素/ 2 周期表のあらまし/ 3 夜明け前―原子量・三つ組み・プラウト/ 4 見えてきた周期表―1860年代/ 5 メンデレーエフ―ロシアの鬼才/ 6 重さから個数へ―物理学の洗礼/ 7 電子の住み分け―20世紀初めの物理と化学/ 8 量子力学と周期表―卵?ニワトリ?/ 9 元素変換―現代の錬金術/ 10 究極の周期表?

【著者紹介】
エリック・R・シェリー : 1953年生まれ。カリフォルニア大学ロサンゼルス校講師

渡辺正 : 1948年鳥取県生まれ。東京理科大学教授(東京大学名誉教授)。工博。専攻は電気化学、環境科学、化学教育など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 白義

    ダーウィンの進化論と並ぶ近代科学屈指の業績であり、その後の化学そのもののコアとなった元素周期表。その予言に従い数々の元素が発見され、また新しい元素が発見される度に修正も受けてきたものの、いまだ幾通りもある多くの元素周期表のうち、最も優れた究極の周期表は完成していないし、そもそもなぜ周期表のように元素が出来るのかそのメカニズムすら、量子力学の発展にかかわらず根本的には明らかになっていない。本書は周期表の歩みを追い、それがいかに近現代の科学の母体、コアとなったかということを丁寧にたどっていて高度だがわりといい

  • misui

    周期表の発展とそれが各分野に影響するとともに表自体が修正されてきた歩みを示す。仮説的に提示された周期表が原子物理学・古典量子論・量子力学の歩みを支えつつ修正を加えられ、今後もさらなる発見を用意するであろうという主張は、周期表を不変の法則のように考えていた自分には新鮮だった。まるでつじつま合わせのようにも思えるが、それこそが科学の試行錯誤の歴史なのだなと。

  • オランジーナ@

    翻訳だし難しい

  • チクタクマン

    周期表成立の歴史と元素発見史、さらには究極の周期表とはどんなものなのかが語られている。著者の考える周期表によると、水素は17族(ハロゲン)に入るのが正しいとのこと。初めは元素を「原子量」の順に並べていて、現在のように「原子番号(=陽子の数)」で並べられたのは後になってから、という話が特に興味深かった。

  • 新平

    先日行ったサイエンスカフェで、物質に電磁波を30cmの時間差でぶつける研究をしている学生さんから、周期律表の話を聞いて気になっていたところ、タイムリーにこの本を見つけた。周期律表なんてフィックスされたセオリーと思い込んでいたのだが、なぜ表のような配列にすべきかを完全に説明する理論はまだ無く、それが副題の「いまも進化中」という事なのだそうだ。18〜19〜20世紀以の化学者、物理学者達が、観測事実と二人三脚で仮説を積み上げ、否定され、また別の人間が仮説を出し、新たな事実が発見され・・・と、次第に今知られている

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