Product Details
ISBN 10 : 4794222297
Content Description
日清戦争に至る経緯には不思議なことが多い。維新まもない日本が1876年に日朝修好条規を結んで朝鮮開国の役割を担い、その後朝鮮の独立を承認させるために清国と戦わねばならなくなったのはなぜか。日朝の二国間関係にとらわれていたら解けない謎だが、ここに米国のアジア外交の視点を加えてみれば、答えはおのずと浮かび上がってくる。これまで看過されてきた日本の抑制的な外交、黒子に徹した米国の役割も見えてくる。米側の未公刊史料を取り入れ、近代東アジア関係の原点ともいうべき日清戦争開戦史を新たなパラダイムで読み解いた画期的な書。
目次 : プロローグ 朝鮮併合にいたる歴史の不思議/ 第1章 アメリカと朝鮮王朝/ 第2章 朝鮮使節の訪米と日朝修好条規/ 第3章 李鴻章の策謀:朝鮮の「楽浪郡」化/ 第4章 日清戦争前夜/ 第5章 日清戦争/ エピローグ ホーレス・アレンの更迭と朝鮮王朝への惜別
【著者紹介】
渡辺惣樹 : 1954年(昭和29年)、静岡県下田市出身。日本近現代史研究家。東京大学経済学部卒業。カナダ在住。米英史料を広く渉猟し、日本開国以来の日米関係を米側の視点から捉え直した著作を上梓、高い評価を得る。著書に『日米衝突の萌芽1898‐1918』(第22回山本七平賞奨励賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
Customer Reviews
投稿日:2021/07/30 (金)
Book Meter Reviews
Recommend Items
Feedback
Missing or incorrect information?
Product information of this page .


