Product Details
ISBN 10 : 4794219458
Content Description
江戸時代の百姓は、武士に支配されるだけの「もの言わぬ民」ではなく、家を守り、村をよくするためには果敢に訴訟をおこした。それを裁く武士も、原告・被告の百姓が納得する判決を下さなければ、支配者としての権威を保てなかった。本書では、江戸時代の訴訟・裁判を概観しつつ、信濃国の松代藩真田家領内でおきた百姓の訴訟を取り上げ、騒動の始まりから判決までの全過程をつぶさに解説。百姓と武士の意外な関係を明らかにする。
目次 : 第1部 江戸時代の「訴訟と裁判」とは(江戸時代の法と裁判/ 刑罰の実態/ 名奉行の条件/ 非合法の訴訟―越訴/ 目安箱と村々の「法」/ 領地をめぐる村々の争い)/ 第2部 信濃国の松代藩真田家文書に残された百姓たちの騒動記―百姓たちが二派に分かれ激突。彼らは何を主張し、それを武士はどう裁いたか。(名主の選挙をめぐり、義兵衛派と弥惣八派が激突/ 武士による吟味と、弥惣八派の瓦解/ 明るみに出る、義兵衛派の村財政私物化/ 評定所での判決と、その後)
【著者紹介】
渡辺尚志 : 1957年、東京都生まれ。東京大学大学院博士課程単位取得退学。博士(文学)。国文学研究資料館助手を経て、一橋大学大学院社会学研究科教授。今日の日本の基礎を築いた江戸時代の百姓の営みに、常に寄り添いながら研究を重ねている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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たつや
読了日:2016/09/12
maito/まいと
読了日:2013/04/30
Takahashi
読了日:2015/09/12
転天堂
読了日:2023/04/03
三月うさぎ
読了日:2014/07/05
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