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幕末維新期の名望家と地域社会

渡辺尚志

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784886216571
ISBN 10 : 4886216579
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2014
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

時代の転換期の豪農・地方名望家に焦点を当てながら、国家・地方権力をも視野に収めた実証研究を通して、近世・近代移行期の村と地域社会の変容過程を、巨視的かつ詳細に検討する。

目次 : 序章 近世・近代転換期村落史研究の到達点と課題(国民国家論と地方名望家/ 民衆史・民衆運動史研究と地方名望家/ 地方名望家の定義/ 地方名望家をめぐる多様な視角/ 治水・水利史研究の現状と課題)/ 第1章 武蔵国の村・地域と古沢花三郎―近世・近代転換期の用水と村々(近世における用水利用関係/ 明治期に入っての変化/ 明治十年の用水争論と古沢花三郎/ 明治初年の水利問題―大麻生村と成田堰組合村々との係争/ 成田堰組合分離一件をめぐる県と村々/ 水路修繕費用問題と地価低減運動)/ 第2章 相模国の村・地域と山口左七郎(幕末〜明治四年の上粕屋村/ 金子村時代の左七郎/ 明治四〜十一年の左七郎/ 黄金井伝四郎との訴訟)/ 第3章 河内国の村・地域と岡田伊左衛門(近世畿内村落史研究の現状と課題/ 岡村と岡田家に関する先行研究/ 畿内の村から近世村落史研究を拡げる)/ 終章(百姓の「家」の一般的成立時期について/ 本書の総括)

【著者紹介】
渡辺尚志 : 1957年東京都に生まれる。1988年東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学、国文学研究資料館助手。1993年一橋大学社会学部助教授。現在、一橋大学大学院社会学研究科教授、博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • コーリー

    史料に立脚した実証と、論点発見的な研究史整理の両面から、近世・近代転換期の村と百姓について考察した本。本書では関東と近畿に事例を求めて、地方名望家の多彩なあり方を明らかにし、そこから各名望家の活動と、それを通じてみえてくる研究史上の論点について考えている。「論点発見的な研究史整理」の部分では、多くの先行研究について触れられており、各論点について掘り下げていく際の道しるべとして活用できる。

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