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カラスは言った 中公文庫

渡辺優

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784122077256
ISBN 10 : 4122077257
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
渡辺優 ,  

Content Description

突然、カラスが言った。「横山さん、第一森林線が突破されました。至急連絡をください」僕は横山ではなく、森林線も知らない。職場と家の往復だった日常に迷い込んだカラスに誘導され家を出ると、《ズッキーニ》なる配信者に追われ、仙台から名古屋までフェリーでの逃避行を余儀なくされる。情報をもつ鳥と何もない僕。旅の果てで見つけたものは?ほんタメ文学賞【あかりん部門】2022年下半期大賞。

【著者紹介】
渡辺優 : 1987年宮城県生まれ。大学卒業後、仕事のかたわら小説を執筆。2015年に「ラメルノエリキサ」で第二十八回小説すばる新人賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 掛け算

    主人公を好きになった。彼は誰でもすぐに好きになる。店員に笑顔で「ありがとうございました」と言われるだけで好きになる、そんな彼のことも当然私は好きになった—。 場の空気に流されやすい、人の意見を尊重するふりをして「どうするの?」と曖昧に訊ねる。そんな彼の言動が私自身に重なった。 カラスが家に来ることで、事件に巻き込まれていく。が、読前の想像よりも彼の事件への関与は薄かった。あくまで流されながら‘部外者’として関わりを持っていく。その上で事件後には少し主体性を帯びた人間ができあがる。少し未来の、現実的なお話。

  • ナツメグ

    渡辺優で男性主人公はちょっと意外。ズッキーニ岩田も横山も言っていることは間違ってないように聞こえるけど、本能的に受け付けない。どちらかというとズッキーニの方の考えに納得した。本人は普通にいい人なのは、政治家がやたらと人に会いたがることと同じで危ないな、と思った。実際会ってみるといい人だと思いがちなのは主人公だけではない。カラスとの旅行がとても楽しそうで、フェリー検索し出してしまった。

  • はこ

    誰かまたは何かを、自分を全部預けてしまうみたいに信じてしまうのは危うい。そう思っている自分を自覚した。信じたら、そのまま進んじゃいそうだから。でもそのせいか、行きたい方向が見えないんだが。 何かをしたいと思う自分を、うれしいと思った気持ちを大事にしよう。 そんなお話です。

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