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辰野金吾 1854-1919 佐賀偉人伝

清水重敦

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784905172079
ISBN 10 : 4905172071
Format
Books
Release Date
March/2014
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

佐賀唐津の下級武士の家に生まれた辰野金吾は、ロンドン留学、欧州各国の調査大旅行をふまえて、揺籃期日本近代建築の大きな礎を築いた。日本銀行、奈良ホテル、東京駅など多くの作品は、今もなお人々に愛されつづけている。

目次 : 第1章 生涯(唐津から世界へ/ 工部大学校における建築修学/ コンドルと辰野 ほか)/ 第2章 欧州体験と「美術建築」(出発点としての卒業論文/ 建築家バージェスから学んだこと―旅、美術家との共同/ 美術建築家 ほか)/ 第3章 「辰野式」建築とイギリス(「辰野式」ということば/ “東京駅”と「辰野式」/ 「辰野式」の特徴 ほか)

【著者紹介】
清水重敦 : 1971年、東京都生まれ。東京大学工学部卒業。1999年同大学大学院工学系研究科博士課程単位取得退学。日本建築史および文化遺産論専攻。2005年同大学から博士(工学)の学位を取得。独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所景観研究室長を経て、2012年より京都工芸繊維大学大学院工芸科学研究科准教授

河上眞理 : 1963年、千葉県生まれ。早稲田大学文学部卒業。同大学院を経て、1995年度イタリア政府将学金留学生としてヴェネツィア・カ・フォスカリ大学文学部美術史学科に留学、2001年同大学から博士号(Ph.D)を取得。美術史専攻。1997年〜99年、在イタリア日本国大使館外務省専門調査員として日伊交流事業に従事。2007年より京都造形芸術大学芸術学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • コットン

    東京駅で有名な辰野金吾の人となりを紹介している。「辰野頑固」と渾名された厳格なる大家となる以前(30代前後)のヨーロッパ建築を巡った『欧州野帳』のスケッチが興味深い!

  • Matsuko

    洋館や古民家などの古い建築物が好きでなんとなく見て回る内に、自然と辰野のあの赤煉瓦と花崗岩の優美で温かみのある建築様式に惹かれていた。本書は辰野金吾のを知るための入門書であり、一般向けのため建築の専門的な知識がなくても読みやすいのだが、新たに発見された資料を元に新しい辰野像が見えてくる場面は読み応えがある。私は大阪の中央公会堂が大好きで2回訪れたのだけど、壁画を描いたのが欧州留学時に知り合った友人だと今更知る。若い時代に共に描いた夢が30年以上かけて実現したんだ。ロマンだなぁ。また行こう。

  • アメヲトコ

    日本建築の父として知られる辰野金吾の評伝。大家となる前の模索期にスポットが当てられ、特に欧州旅行中の野帳という新史料を用いているところが光ります。

  • きさらぎ

    辰野に関する本は初読み。建築家としての足跡がよく判る。エピソード等は少ないので、人となりなどに触れた面は少ない。工部大学校に入学し、造船をやりたかったが学科がないので機械学を選び、先生と合わずに建築(造家)に転向。卒論に先生のコンドルから地震についての数字的分析や実地については褒められたが「装飾や様式については結論が出ていない」と評された辰野が、イギリスで「美術建築家」パージェスに出会い…という建築家人生は中々に興味深く、勉強になった。

  • バンジーズ

    赤レンガの東京駅で有名な辰野金吾、私の住む東北にも盛岡の銀行等の辰野の建築が保存されている。この本を読んでそれらの建築物を回るのはとても楽しい旅になった。

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