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失くした「言葉」を取り戻すまで 脳梗塞で左脳の1 / 4が壊れた私

清水ちなみ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784163916637
ISBN 10 : 4163916636
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2023
Japan

Content Description

手術から目覚めたら「お母さん」と「わかんない」しか言えなくなっていた!テープに残されていた手術前後の家族との会話や自ら取材した関係者の証言を織り込んで一文字一文字綴った渾身のノンフィクション!

目次 : 序章 くも膜下出血/ 第1章 手術/ 第2章 集中治療室/ 第3章 一般病棟/ 第4章 リハビリテーション病院/ 第5章 スペシャルセラピスト/ 第6章 私のサリバン先生/ 終章 十年が過ぎて

【著者紹介】
清水ちなみ : 1963年東京都生まれ。青山学院大学文学部卒業後、OL生活を経てコラムニストに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • onasu

    「おじさん改造講座」の清水ちなみさん、久方ぶりにお名前を見つけてみれば…。  くも膜下出血に見舞われたのは09年11月、医者嫌いから手術に至るに10日以上! 幸いにも命は助かったものの、左脳の脳梗塞から失語症と複視(二重に見える)、右手足の麻痺が残り、リハビリをして10年以上、闘病記の執筆まで至ったが不自由は残るそう。  年頃か、同様の知らせもちらほら。程度もあるだろうが、症状が知れたことは勉強になった。好奇心とがんばりの他、いいご家族に恵まれたのですね。自らへの注意喚起と共に、向後の無事もお祈りします。

  • yunyon

    すごく興味深く読みました。それは、脳の不思議さ。本人の努力が一番だと思いますが、家族の協力、医療スタッフとの連携、すべてが良い形で回ってここまでの回復があったんですね。それは本当に奇跡!、自分の頭の中に言葉はあって、同じように話しているのに,出ている言葉は「お母さん、わかんない」…。自分が同じ立場にたったら、こんな風に前向きになれるかどうか、自暴自棄になってしまいそう。本当に作者はすごいと思う。

  • ひさしぶり

    言語を司る左脳の1/4の機能不全の状態からの回復を綴っています。働かない脳の機能を本来担当部署でない脳内の箇所で不完全ながら請け負い補足する、なんて人間の身体って凄んでしょう。彼女の努力もすごいけど家族の理解がこれまたすごい。彼女もジル・ボルト・テイラーの『奇跡の脳』を読まれていた。⚪︎言語のリハビリを始める前に飲み込みの評価⚪︎標準失語症検査⚪︎脳疾患の6ヶ月の壁⚪︎腰痛を訴える人で実際に腰に問題を抱えている人はほとんどいない。体幹の問題。

  • uniemo

    出産の時読んだ清水ちなみさん。最近お名前を聞かないと思っていたら大変な病気をされていたことに驚きました。作家としては大打撃の言語に関連する左脳のかなりの部分を損傷してしまうのは相当なショックでしょうが家族がリハビリにとても協力的であることや、清水さんらしさがあってあまり辛い感じがでていないところが良い読後感でした。

  • よしじ乃輔

    週刊文春連載の「おじさん改造講座」で有名になったコラムニスト清水さんの脳梗塞後の闘病記。「お母さん」と「わかんない」の二語しか発語できなかった当初、その意味を汲み取りながら支えた家族やリハビリを経て、本書を書き上げられた回復具合に色々驚く。脳の補修能力の凄さよ、という感じ。俯瞰というか、少し突き放した文章がユーモラスな明るさのある闘病記でした。

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