サラリーマン球団社長

清武英利

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163912516
ISBN 10 : 4163912517
フォーマット
出版社
発行年月
2020年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
シリーズ
:
追加情報
:
328p;20

内容詳細

旅行マンから阪神タイガースに出向した野崎。経理部員から広島カープに転職した鈴木。彼らは野球の素人だった。営業収益アップ、商品販売の効率化、上司の理不尽な命令、異例の人事異動…“どん底”球団の優勝にむけて2人のサラリーマンが行った改革とは!?『しんがり』『石つぶて』の著者が放つ渾身の企業ノンフィクション!

目次 : 傍流者の出向/ 赤貧球団なんでも屋/ あきらめたらあかん/ 焼肉丼の味/ 下剋上人事/ 主流派との闘い/ マネー・ボールのあけぼの/ 社長室はソロバンをはじいた/ 血を流す覚悟はあるか/ 「コア」をつかめ/ サクラサク/ ボロボロになる前に/ 枯れたリーダー/ 耐雪梅花麗

【著者紹介】
清武英利 : 1950年宮崎県生まれ。立命館大学経済学部卒業後、75年に読売新聞社入社。社会部で警視庁、国税庁を担当し、2001年より中部本社社会部長。東京本社編集委員などを経て、04年8月に読売巨人軍球団代表兼編成本部長。11年11月、専務取締役球団代表兼GM・編成本部長・オーナー代行を解任され係争に。現在はノンフィクション作家。14年に『しんがり 山一證券 最後の12人』(講談社)で講談社ノンフィクション賞受賞、18年には『石つぶて 警視庁二課刑事の残したもの』(講談社)で大宅壮一ノンフィクション賞読者賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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自分の職歴が特異なものだったとはいえ、よ...

投稿日:2021/04/11 (日)

自分の職歴が特異なものだったとはいえ、よくも書いたなこんな本というのが第一印象。球界の盟主・巨人の愛すべきダースベイダー・ナ●ツネの子分その1(マスコミ&汚れ役担当)だと思ってたのでこの人が反旗を翻した(しかも上司の暴君ぶりと球界を正すだとか今さらそんな理由で??)と聞いた当時はものすごく驚いたし、記者会見の涙も突然で違和感ありまくりだった。あの人物が冷静な筆致でこういう連作を書くってのも今となってはこういうことかと腑に落ちる。

prince coffee #2 さん | 不明 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • mitei さん

    同じような立ち位置で球団社長をしていても阪神と広島では雰囲気が全然違うな。かたや内輪揉めとか足の引っ張り合いにいかに戦ったか、かたや弱小球団をいかに強くしたか。どちらも強くした時期はあれど、阪神は暗い話になりがちで広島は頑張って耐えて花を開いたという爽快感があった。これを書いているのが巨人のサラリーマン球団社長というのもシュールな感じ。球界をそれぞれ盛り立てようとする目標は同じなのにそれぞれ違うなと思った。

  • kawa さん

    著者・巨人時代の体験を下敷きの野球小説かと思って手に取ったら、タイガ−スとカ−プの実在のサラリ−マン球団社長を追ったノンフィクションでちょっと肩すかし。しかし、スタッフ目線からの球団経営のアレコレや、親会社の支配下にある球団と市民球団という好対照な対象選定の秀逸さで、実に面白い一作に仕上がっている。野球ファンにとっては拾える小ネタも沢山あることも嬉しい。

  • Book & Travel さん

    阪神タイガース元球団社長の野崎氏と広島カープ球団本部長の鈴木氏。野球は素人ながら、球団の改革に情熱を燃やした異端児二人を描いたノンフィクション。著者も元巨人球団代表の清武氏とあって非常に事情に詳しい。貧乏球団だったカープは鈴木氏の奮闘の甲斐あって三連覇、観客動員も大幅に増加。一方野崎氏が孤軍奮闘で改革を進めた阪神は、星野監督のもと優勝を果たすがその後低迷。球界に先駆けて構築したBOSも野崎氏の退団と共に陽の目を見ないままに。私は長年の阪神ファンだが、昔から変わらない球団の体質には暗澹とした気持ちになる。→

  • ヒデキ さん

    前から、読みたかった作品でした。 てっきり、著者の経験談だと思っていましたが、 他球団(広島カープ、阪神タイガース)の球団社長についての取材に基づくノンフィクションでした。 読ませて頂いて感じたのが、サラリーマン社長がいて、サラリーマンオーナーがいて、親会社がある・・・ どうも、判りませんでした。 不勉強で申し訳ないです。 もっと、数値化されている世界かと思っていたので、逆にびっくりしてしまいました

  • きみたけ さん

    著者は元読売巨人軍球団代表兼GMで現在はノンフィクション作家の清武英利氏。週刊文春連載の「サラリーマン球団社長 阪神と広島を変えた男たち」に加筆・修正した一冊。タイガースは、フロントの弱点、特に戦力補強面での欠点を把握し奮闘した野崎さんの話、カープは、オーナーたちと選手育成の種を蒔き四半世紀の我慢の末、ようやく花を咲かせた鈴木さんの話のダブルストーリーです。球界にメジャー流のスカウトシステムを根付かせた日ハム、実は阪神フロント時代に構築していた話や、黒田・新井の復帰舞台裏など、野球ファン必見の内容です❗

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人物・団体紹介

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清武英利

1950年、宮崎県生まれ。立命館大学経済学部を卒業後、1975年に読売新聞社に入社。社会部記者として警視庁、国税庁などを担当し、2001年から中部本社社会部長を務める。東京本社編集委員、運動部長を経て、2004年に読売巨人軍取締役球団代表兼編成本部長に就任。2011年に同専務取締役球団代表兼GM・編

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