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足りないくらし 徳間文庫

深沢潮

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784198946203
ISBN 10 : 4198946205
Format
Books
Release Date
January/2021
Japan

Content Description

ぬるぬるするシャワーブース、髪の毛だらけの電気カーペット、押入れもひと部屋!? おしゃれとは程遠いシェアハウスに住む事情


【著者紹介】
深沢潮 : 東京都生まれ。2012年「金江のおばさん」で第11回「女による女のためのR‐18文学賞」大賞を受賞。受賞作を含む『ハンサラン 愛する人びと』(文庫版は『縁を結うひと』に改題)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • けえこ

    改題本。 元タイトルは「あいまい生活」 おんぼろシェアハウスで生活する訳あり女性たちの話。 「自分という存在が他の人にとって軽いものであることが悔しい」 コミュニケーション下手を言い換えるとそうなるのかも。

  • みふい

    家族に恵まれずに陥る貧困と孤立。様々な事情で安価なシェアハウスに住む女性の話が身につまされる。頼れる人がいることの大切さがよく分かった。

  • MEKKE

    見た目がポップだったので、読み進めて「貧困女子」をテーマにしているとわかって愕きました。 貧困女子って一括りにしてしまいがちだけど、そもそもそのカテゴライズが間違っているんだと思ったし、ここに出てくる女性と自分を比べて、まだマシな方なんだな気をつけなきゃな、なんて思ってしまったことが恥ずかしい。ただ、この問題を解決する術が私には全くわからない。想像力の欠如か、この社会の捩れなのかどちらにせよ悲しい。

  • りょう

    タイトルから勝手に暮らし系のエッセイだと思っていたら、いろんな事情のある女性のシェアハウスを舞台にした小説だった。産まれるところは誰にも選べない、でも、その呪縛から逃れることが、だんだん、難しくなってるんだなあ。

  • toshi

    2017年の連作短編集。あるボロボロのシェアハウスに住む女性達を描く小説です。生活保護、強制送還、DV 等、語り手達は様々な問題を抱えており、それぞれを一本の長編にしても問題無い位、ストーリーが良く練られています。また、住人達が必ずしも仲良くなる訳では無く、むしろ逆の方向に行くところが人間社会の縮図を見ているようで興味深かったです。私はあまり出来すぎのハッピーエンドが好きでは無いので、本作の何とも言えないラストが結構好きでした。

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