衣更月家の一族 講談社文庫

深木章子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062930697
ISBN 10 : 4062930692
フォーマット
出版社
発行年月
2015年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
438p;15

内容詳細

別居している妻の潜伏先を察知した男が、応対に出た姉のほうを撲殺―一一〇番通報の時点では単純な事件と思われた。だが犯行が直接目撃されていないうえ、被害者の夫には別の家庭があった。強欲と憤怒に目がくらんだ人間たちが堕ちていく凄まじい罪の地獄。因業に満ちた世界を描ききった傑作ミステリー。

【著者紹介】
深木章子 : 1947年東京生まれ。東京大学法学部卒業。元弁護士。2010年に『鬼畜の家』(講談社文庫)で、島田荘司選第3回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞を受賞。2013年には第2作の『衣更月家の一族』で、翌年は第3作『螺旋の底』(原書房)で本格ミステリ大賞に連続してノミネート(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • nobby さん

    いや、これはズルくないかなぁ(笑)タイトルでもある『衣更月家の一族』についてプロローグで少し語られた後、廣田家・楠原家・鷹尾家をめぐる殺人が順に描かれる章立て。それに続いて衣更月家がうたわれる最終章は、全く関連性のない事件がいかに結び付いていくのかが気になり一気に読まされる。ただ、まさに後半366頁にして人物相関図挟み込まれたのはちょっと興醒め…それでも、ある偶然な事柄から見事に繋がる様を存分に楽しんだことも確か。警察捜査は情けないほど頼りないが、崇高な推理で冷静沈着に相手に対峙する榊原探偵には惹かれる。

  • まこみん さん

    短いプロローグの後、3つの「○○家の殺人」が綴られる。これらは登場人物も別だし、どう繋がるのか全く予想つかなかったけれど、話はテンポ良く引き込まれた。初めの廣田家の事件では捜査一課の刑事が一応の解決をしたに見えたが、次の楠原家の三億宝くじ当選に纏わる事件や、3番目の鷹尾家の両親殺しを見られた事で悪事へ引きずられる男の事件は、どちらもラストに探偵の榊原が登場。次の話で榊原により一つに纏まる。途中に相関図も入って関係は分かったけど、事件の時系列が入り繰りしページを遡ったりした。表紙が綺麗。他の作品も読みたい。

  • りょうこ さん

    人間関係がややこしい!でも最後の最後にバタバタと解決して、なにー!ってなる。深木さんはまりそうですわ。法律関係の専門用語は分かりやすく解説されてるので読みやすい。こりゃ別の作品も読まなきゃ!

  • papako さん

    タイトルから一族ものかぁと油断したいたら。榊原シリーズ。よかった!それぞれの家の殺人事件がどう繋がるの?と思って読んでいたら!目的とかはそんなに奇抜ではないんだけど、構成の妙でした。『楠原家の殺人』の麻貴ちゃんと強志がいいアクセントでした。そしてラスト耕介の『金って、そんなに欲しいですか?』効いた。うん、好き。

  • ゆかーん さん

    沢山の登場人物と複雑な親族関係を理解するのが大変かな…と不安でしたが、読み終えてみると意外とすっきり整理でき、戸惑うことなく頭に入ってきました。何々家、何々家と色々あり、家柄を考えるのに苦労しそうですが、相関図もあり推理する探偵さんも丁寧に解説してくれるので安心です!ちょっと宣伝のようになってしまいました(笑)結局のところ、『金の切れ目が縁の切れ目』という言葉の通り、人はお金が絡むとどんな恐ろしいことでも出てきてしまえるという教訓を得る小説だと感じました…。

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