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江戸城御殿の構造と儀礼の研究 空間に示される権威と秩序

深井雅海

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784642043434
ISBN 10 : 4642043438
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

将軍と家族が生活を営み、幕閣や諸役人が勤務する巨大な政庁・江戸城御殿。将軍宣下や年頭・月次の御礼など、数々の儀式はどの場所で、いかに行われたのか。絵図や日記などの記録を駆使し、本丸御殿の空間構造と機能を再現。将軍が発する言葉や謁見者との位置関係にも注目し、将軍を頂点に構成された大名・幕臣の序列から格式社会江戸を究明する。

目次 : 序論 問題の所在/ 第1編 本丸御殿の構造と機能(三代将軍家光期における「奥」と「中奥」―「奥御座之間」と「中奥黒書院」の機能を中心に/ 「表」の構造と機能/ 「奥」構造の変化と機能)/ 第2編 殿中儀礼の仕組みと格式(将軍宣下に見る公家・大名・寺社方の格式―六代家宣「将軍宣下記」に見える「目見え」と「振舞」についての分析/ 年頭御礼の仕組みと格式―延宝・元文・天保期の比較を通して/ 月次御礼の仕組みと格式)/ 第3編 日常的な政治運営と格式(「表」空間の政治運営に見る格式/ 「奥」空間「御座之間」に見る格式/ 将軍の言葉に見る格式―寛政四〜七年「御意之振」の紹介・分析を中心に)/ 結論 本丸御殿における空間構造の意味

【著者紹介】
深井雅海 : 1948年広島県生まれ。1971年國學院大學文学部卒業。1992年國學院大學博士(歴史学)。國學院大學栃木短期大学教授、聖心女子大学文学部教授を歴任。現在、公益財団法人徳川黎明会徳川林政史研究所所長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • アメヲトコ

    2021年刊。江戸城の空間と儀礼の関係について分析した論集。江戸時代というのは超格式社会で、将軍に謁見するにもどの部屋の畳何枚目でというレベルまで格式に応じて決まっていて、将軍の発する言葉まで細かく差別化されていてまことにすさまじい。基本的に将軍というのは遠い遠い存在として演出されるのですが、例外的に「お人払い御用」では将軍と二人きりで直接言葉を交わせるというこのギャップ! 人心掌握のための制度の巧みさには驚かされます。

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