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「円」論ー我々を振り回すこの不思議な通貨(仮)Phpビジネス新書

浜矩子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784569814445
ISBN 10 : 4569814441
Format
Books
Publisher
PHP
Release Date
November/2013
Japan

Content Description

1ドル=50円。それが本来あるべき姿。円の信用力は日本人が思っている以上に絶大なのだから。ところが私たちは、いつの間にか「円高=悪」と洗脳されていないだろうか。自国通貨の価値が下がって喜ぶ不思議な体質。そもそも円安は、日本経済にとってほんとうにプラスなのか?暮らしはラクになるのか?通貨安は世界経済の力学を無視し、日本の競争力を貶める自殺行為―あらためて円の歴史をたどりながら、この「不条理な円安」の行き着く先を占う。

目次 : 第1章 私たちをふりまわすのはドルじゃない!?(円の価値はYENが決める/ 円の値段はホントはいくら?)/ 第2章 「インフレ狂騒曲」はくりかえす(陰陽道と通貨の共通点/ 通貨が生まれ、インフレも生まれた/ 「借り物通貨」を選んだ日本人のユニークな実利主義/ 大江戸「インフレ顛末記」)/ 第3章 信用できる通貨に向かって(黒船に押しつけられた最大の不平等/ 紙幣はなぜ信用できるのか/ 日本銀行の誕生)/ 第4章 「円高アレルギー」の原点(金本位制終焉物語/ ハイパーインフレの末路/ ついに来た1ドル=三六〇円時代/ 日本の「大人になりたくない症候群」/ 御足の具合はいかがでしょうか?)/ 終章 通貨は武器ではない―あとがきに代えて

【著者紹介】
浜矩子 : 1952年生まれ。同志社大学大学院ビジネス研究科教授。一橋大学経済学部卒業後、三菱総合研究所に入社。90年に創設されたロンドン駐在事務所の初代所長に就任、98年には女性初の経済調査部長となる。2002年より現職。専門はマクロ経済分析、国際経済。長年の調査で鍛えられた分析眼には定評があり、その明快な語り口から多くのメディアで活躍する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 中島直人

    通貨を武器としてはいけない。通貨の安定性を重視する立場からの一つの見解。あまりに円安思考が強過ぎ、マイナス金利、国債大量購入等、無理に無理を重ねているように見える現状を鑑みれば、見るべき重要な意見だというべき。

  • Kenji Ogawa

    円高論者の言い訳

  • ind

    日本の通貨の歴史を概観して、戦後日本が円安の恩恵を受け、躍進した事が未だに円安信仰に繋がっていると批判しています。成熟した資本主義国家である日本の経済政策として、円安に導く政策は財政破たんの道に繋がる。社会保障を充実させ、内需を高め、輸出に頼らない構造が大切ではないのかって思いました。

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