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自己への物語論的接近 家族療法から社会学へ ちくま学芸文庫

浅野智彦

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480512963
ISBN 10 : 4480512969
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

人は自分自身について物語ることで自己を産み、同時に「語り得ないもの」を隠蔽する――。自己の生成・変容を「物語」から読みといた鮮烈な論考集。

【著者紹介】
浅野智彦 : 1964年、仙台市生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。東京学芸大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ばんだねいっぺい

    とっても面白く読んだ。自己の変容は、他者との関係の変容ではなく、自己の物語の変容であること。支配的な物語に対して、自身のユニークな物語を確立すること。ただし、客観を著しく欠いたら、追記の某著者のような陥穽がある。

  • Ex libris 毒餃子

    もともと『物語の哲学』を読んで、ナラティブの意味合いに興味があった。ナラティブの手法を社会学の射程に持ち込み、自己についての分析手法としたのは新発見だった。良書。

  • Go Extreme

    物語論的自己アプローチ 語り得ないものによる物語阻害 自己物語の自己言及性 ユニークな結果としての物語つまずき 語り得ないものの隠蔽機能 家族のコミュニケーションシステム化 システム論からナラティブ転換 ドミナントストーリーへの抵抗結果 自己関係の循環的隠蔽 心的状態のメンタルトーク化 接続任意性としてのパンデモニウム 自己物語のパラドキシカル性 内外褶曲するナラティブ 言説媒介による自己構成 自己不変性という構成主義問題 語り得ないものの現実的力 トラウマの物語化抵抗 物語論の横領と偽

  • Rick‘s cafe

    私について考える時、もしくは人に自分について話す時、今現在だけを切り取ることは難しい。過去の出来事について思い出し、並べ、そして語る。そうすると自分の来し方がわかり、今現在の立場がはっきりとする。とはいえ、歴史叙述がそうで在るように、自己について物語る時、望む望まざるに拘らず、どうしても過去の出来事の選出は非常に恣意的なものになってしまう。つまり自己について物語る時、常に同時に隠蔽されるものがある。自己のナラティブの袋小路にハマった時には、その隠されたものこそが、状況打開の端緒となりうるのだ。

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