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ISBN 10 : 4826504233
Content Description
精神科医療とは、「統合失調症の治療とは何か」「統合失調症からの快復とはどういうことか」「統合失調症が人生にもたらす意味とは何か」を問うことだ、といってもいいくらいなのです。なぜなら「統合失調症」はこころならずも踏み入れざるをえなかった人生のひとつの生き方なのですから…。「精神分裂病」から「統合失調症」に病名が変わっても、病いの快復に特効が期待できるわけではありませんが、病名に張り付いたスティグマや社会的偏見から身を守ることには大いなる意味があります。
目次 : 第1部 診察室にて(統合失調症の精神療法/ 幻覚・妄想を訴える患者の面接)/ 第2部 病院にて(大学精神科病棟の開放化と慢性統合失調症/ 病院の治療構造と慢性化 ほか)/ 第3部 デイケアにて(陰性症状の心理社会的治療/ デイケア ほか)/ 第4部 地域にて(地域活動から見た再入院―過疎の村で出会った事例を通して/ 保健所における社会復帰相談指導事業の意義と課題 ほか)/ 第5部 「統合失調症」がなおるということ(統合失調症の長期経過/ 快復につながる力)/ 統合失調症と加齢
【著者紹介】
浅野弘毅 : 1946(昭和21)年宮城県生まれ。1971(昭和46)年東北大学医学部卒業。1983(昭和58)年仙台市デイケアセンター所長。1989(平成元)年仙台市太白保健所長兼仙台市デイケアセンター所長。1993(平成5)年仙台市立病院神経精神科部長兼老人性痴呆疾患センター室長。2004(平成16)年東北福祉大学総合福祉学部教授兼認知症介護研究・研修仙台センター副センター長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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