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ISBN 10 : 4582856977
Content Description
かつて皇室の「藩屏」といわれた華族。大正末期から昭和戦前期、そうした華族社会のなかから、共産党の運動に身を投じ、国の体制に公然と反逆する若者たちがあらわれた。そのうちの何人かは獄につながれ、自死による最期を遂げるものさえ出た。彼らはなぜ共産党の運動に身を投じたのか。それは青年客気の愚行にすぎなかったのか。
目次 : 第1章 「転向」と「非転向」のあいだ―石田英一郎の場合(異端児の片鱗/ 社会思想研究会へ ほか)/ 第2章 ある名門子爵家の父と子―大河内信威の場合(知恵伊豆の末裔/ 「黒表」に載る ほか)/ 第3章 学習院グループの共産党事件―「ザーリア」の場合(父たちの議員辞職/ やはり秀才 ほか)/ 第4章 死をえらんだ公爵家の娘―岩倉靖子の場合(嫉妬された岩倉家/ 父の放蕩 ほか)
【著者紹介】
浅見雅男 : 1947年東京生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、出版社に勤務。在職中から近現代史の研究に取り組む。2009年に退職。国際日本文化研究センター共同研究員、東京大学大学院情報学環教育部、上智大学文学部の非常勤講師も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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