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伏見宮─もうひとつの天皇家

浅見雅男

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062180054
ISBN 10 : 4062180057
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2012
Japan

Content Description

かつて「皇族」とは、いかなる存在だったのか?中世に世襲親王家として分岐し、独自の位置を占めた伏見宮系皇族。幕末の動乱、近代天皇制国家の成立後、その存在は徐々に数と重みを増し、変質してゆく…。万世一系の舞台裏、明治天皇と元勲・重臣の葛藤、大正・昭和期の宮さまたちの意外な姿と皇籍離脱までを描く。

目次 : 第1章 伏見宮家の成立/ 第2章 幕末の伏見宮家/ 第3章 激動のなかの明暗/ 第4章 繁栄する伏見宮一門/ 第5章 新時代の皇族たち/ 第6章 ゆれる皇室/ 第7章 昭和戦前期の宮家

【著者紹介】
浅見雅男 : 1947年東京生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、出版社に勤務、2009年に退職。在職中から近代の皇族・華族制度研究に取り組む。国際日本文化研究センター共同研究員、東京大学情報学環教育部、上智大学文学部の非常勤講師などもつとめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 犬養三千代

    南北朝の時代から続く伏見宮家の物語。天皇家と同等だという自負。明治維新前後の僧籍からの還俗により一人だった明治天皇を護る藩屏となる。軍人としてしか生かされなかったのかな?と少し疑問に思った。表紙をかざる大正天皇の即位のときの写真は圧巻。これから天皇家はどうなるのか?

  • 高木正雄

    南北朝の伏見宮成立の過程など詳しくあり、分かりやすいのだが、江戸時代が抜けている。特筆することがないのかもしれないが。戦前の皇室は直宮以外は伏見宮系だからあまり深堀できないのだろうから、全体の流れがわかるだけでも良いのかな

  • えみ

    伏見宮家って自分のとこが本流だと思ってるから明治以降の天皇軽視のような行動ができたんだな。当主が途切れて親王を養子にもらってもまた伏見宮の当主にしちゃうとか、どんどん天皇家と血縁が遠くなって家格が下がる一方でも構わないと思うのはそういう考えがあったからなんだろう。

  • りこ

    皇室論を話す時に避けて通れない、伏見宮家だがなるほど古い家には色々な問題があるのがよく解る。女性天皇をあくまで推し進めるなら愛子様にここの男子と結婚していただくのが一番いいのだろうが、難しいだろうなぁ(汗)余談だが山階鳥類研究所の設立が元皇族だと初めて知った。

  • rytryt

    著者あとがきには、日本の近現代史では天皇という君主があり、皇族たちの姿も見え隠れする。なので皇室や皇族の歴史にも目を向けた、と。 なるほど。例えば226事件に軍令部総長として伏見宮博恭王が登場しますが深掘りしてこなかった。浅見さん著書を読むのは二冊目ですが現代日本社会における皇室の位置付けや役割、さらにそれが将来はどうあるのか、国際社会の中でどうなのか、などと考えながらの歴史散歩でした。

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