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神様の御用人 8 メディアワークス文庫

浅葉なつ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784049122152
ISBN 10 : 4049122154
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

神としての引退を望む、知恵の神・久延毘古命。しかし彼の眷属たちはそれに大反対。困った良彦が彼らを連れて来たのは…え?家電量販店!?現代人の叡智は一体知恵の神の目にどう映るのか!一方四国の徳島では、狸の金長大明神から諸説ある「阿波狸合戦」の話を集めてほしいと言われるが、なんだか裏がありそうで―。加えてかの有名な八幡大神からは「顔を描いてくれ」と無茶な要求。梟に蛙に狸に鳩に猿…それに狐も加わって、今回の御用はなんだか賑やか!

【著者紹介】
浅葉なつ : 四国生まれ。第17回電撃小説大賞でメディアワークス文庫賞を受賞し『空をサカナが泳ぐ頃』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • スズ

    知恵と農耕の神・久延毘古命の神様引退阻止、徳島の狸神・金長大明神からの『阿波狸合戦』に関する物語蒐集、八幡大神の「私の顔を描いて欲しい」という御用の三本立て。案山子姿の久延毘古命と眷属達のお出かけが微笑ましく、おっかなびっくりホットケーキをひっくり返す姿がお気に入りです。金長大明神のお話では、作者がかなり史料探しと史料の読み込みを熱心に取り組んでいる事が如実に理解出来る歴史好きな人間にとっては大満足な濃い内容となっており、現存する史料と本作オリジナルの史料を融合させた悲しくも優しい金長の物語が最高でした。

  • すがはら

    狸はずるいよなぁ。すっかり印象は狸一色。他の神様の話もいいお話だったはずなのに、狸の話以外すぐには思い出せないくらい。他にも動物いっぱいだったけれど、前回匂わされた狐の神様の謎は最後にチラッと、それも前回の回想の形で出てきただけでした。次に持ち越しです。

  • ひさか

    2018年8月メディアワークス文庫刊。書下ろし。シリーズ8作目。案山子が見た空、真・大和屋金長伝説、世は変われども神は変わらず、の3つの連作短編。神様の力を取り戻すという難しい仕事は、優しさと思いやりがたくさん必要な仕事で、今回もその優しさと思いやりに納得です。

  • タイ子

    この本を読むたびにいつも思うのはこれだけの資料に基づいた神様のお話を書くのは大変だろうな、年に一度の刊行も致し方ないだろうなと。今作はこれまでと少し違って身近に感じられる神様たち、案山子、狸、八幡様と動物たちも登場しての御用人のお仕事。昔から田んぼに何気に立っている案山子も田畑の神様。人間の営みを見つめながらも悩みはあるんだな。阿波徳島に伝わる狸合戦の話は知らなくて今回虚実織り交ぜての物語は感動さえ覚えます。今回大国主命の登場はないけど、奥様は相変わらずぶっ飛んでますね(笑)今年もいい年でありますように♪

  • た〜

    帯にあるように今回は動物だらけ。前巻ラストのもふもふの不穏な展開はまるごと先送り。安定して面白いのだけれど、もふもふと天眼娘の活躍が少なすぎるのが残念。最後の最後に進展しそうな話が出てきたけれど、次回以降ちゃんと進展するのかな?御用人に講談の才がある事が発覚(笑

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