輪違屋糸里 下 文春文庫

浅田次郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167646073
ISBN 10 : 4167646072
フォーマット
出版社
発行年月
2007年03月
日本
追加情報
:
16cm,365p

内容詳細

芹沢鴨の愛人お梅、平山五郎の恋人吉栄、新選組の屯所、八木・前川両家の女房たちは、それぞれの立場から、新選組内部で深まる対立と陰諜を感じ取っていた。愛する土方のため、芹沢暗殺の企みに乗った糸里の最後の決意とは?息を飲むクライマックスと感動のラスト。巻末に著者と輪違屋当主の対談を収録。

【著者紹介】
浅田次郎 : 1951(昭和26)年、東京生まれ。著書に「地下鉄(メトロ)に乗って」(第16回吉川英治文学新人賞)、「鉄道員(ぽっぽや)」(第117回直木賞)、「壬生義士伝」(第13回柴田錬三郎賞)、「お腹召しませ」(第1回中央公論文芸賞、第10回司馬遼太郎賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • yoshida さん

    ほぼ一気に読んでしまった。感じるのは女性の強さと涙、そして矜恃。土方の描いた芹沢暗殺の計画。それは糸里と吉栄には酷過ぎるものだった。また、七年を菱屋の為に尽くしたお梅への太兵衛の裏切り。なかなか女性に忍従を強いた物語だったと思う。その辛さがあるからこそ、お梅の前川や儀助への啖呵、土方への糸里の啖呵、会津中将への糸里の言上が耀くと思う。最期にゆきが女の子を生み名をつけ、自分の手で育てる覚悟を語り、島原の最期の夜を思い出す場面で泣けて仕方がなかった。「燃えよ剣」とは異なる新選組像。女性の強さが熱い感動を生む。

  • レアル さん

    新撰組でも有名な芹沢さん暗殺までのお話。この作品は芹沢さんや土方さんの人物像や、そして新撰組を取り囲む人々やお話も、私の知っている新撰組とは少し違った感じもする…とはいえ、浅田氏の新撰組もミステリー調でとても楽しめたし素敵な作品だった。それにしても女の人は強い!

  • 文庫フリーク@灯れ松明の火(微速前進中) さん

    濃い。芹沢鴨暗殺を描きながら土方・長倉・沖田の独白と共に、莫連お梅・芸妓糸里・吉栄の独白。男の情も女の情も毒性の如く濃厚。これが各人物メインの連作短編で、最後に結びつく形ならば泣ける余地もあるのだが、これは浅田さんの作意『俗を饗す芸が俗であってはならぬ』だろうか。原田左之介の『どうやら女というのは、剣を持たずに斬り合いができるらしい』がこの作品の芯かもしれない。会津藩主・松平容保公に示した糸里の『君がため 惜しからざらむ身なれども 咲くが誉れや 五位の桜木』の一首は土方歳三との別離の決意。→続く

  • らむれ さん

    ほんまのおなごは、まっすぐ歩く。糸ちゃんは強い。ほんまに惚れた男に、現実を突きつけるのは難しいのに。きっぱりやってのける。自分の芸ひとつで、自分の足で立って生きてきたから、信念がきちんとある女性やから言えたんやろなぁ。(上)の感想で「誰かこの子を幸せにしてあげて」と書いたけど、糸里は自分で幸せになった。やっぱそうやんね、他力本願寺じゃ幸せになれまへぇん。色男を袖にして、正直すっきり。ここで振ってくれたから函館までの、侍としての彼があるのね。桜木太夫の鮮やかな後姿を惚れ惚れと眺めながら読了。はぁー、満足。

  • あも さん

    世の男のすべては、女のやさしさを食ろうて生きている_この一節が全てを表している。酔って暴れて粛正される敵役と認識していた芹沢鴨が心に抱えた屈託や、近藤よりも芹沢に惹かれる永倉新八など従来のイメージを覆されて翻弄された。百姓や半武士の面々が、"侍"たらんとする必死さ滑稽さを全て分かった上で、受け入れる女たち。糸里だけでなくそれぞれの女のそれぞれの女としての戦いと生き様に心を添わせ、男共に憤る。報われた女も報われなかった女も。その強さを男ごときに穢されはしない。ラストを飾る彼女の凛と歩く姿が静かに胸を打った。

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人物・団体紹介

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浅田次郎

1951年東京都生まれ。95年『地下鉄に乗って』で吉川英治文学新人賞、97年『鉄道員』で直木賞、2000年『壬生義士伝』で柴田錬三郎賞、06年『お腹召しませ』で中央公論文芸賞と司馬遼太郎賞、08年『中原の虹』で吉川英治文学賞、10年『終わらざる夏』で毎日出版文化賞を、それぞれ受賞。15年に紫綬褒章を

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