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小選挙区制は日本を滅ぼす -「失われた二十年」の政治抗争

浅川博忠

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062188517
ISBN 10 : 4062188511
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2014
Japan

Content Description

「最悪の制度」はどうして生まれ、国家を迷走させつづけているのか?

目次 : 第1章 五五年体制下の政治と選挙―自民党派閥政治の全盛から批判へ。カネと怨念の政治に疲れ果てた末に…。/ 第2章 「竹小戦争」―首相も野党も、学者もメディアも、みな経世会内の内紛に振り回された。/ 第3章 非自民政権の誕生―八党派の寄り合い所帯は早々に脆さを露呈するも、小選挙区比例代表並立制の導入が決定。/ 第4章 「自社さ」連立政権と新進党―政党の不可解な離合集散と、初めての小選挙区制による選挙。有権者は困惑する。/ 第5章 小沢のサバイバル―新進党を解党した小沢は自民党との連立を志向。いっぽう小渕、竹下、梶山らは死去。/ 第6章 小泉旋風―はるか格下と思っていた小泉の首相就任に小沢の心は波立つ。「小小戦争」の勃発!/ 第7章 郵政解散―小選挙区制への最大の反対者だった小泉が、最大の果実を得た皮肉。/ 第8章 安倍、福田、麻生―五年五ヵ月の小泉政権のあとは一年単位の短命政権ばかり。自民党の落日。/ 第9章 政権交代―総選挙圧勝の期待を大きく裏切る鳩山と菅。首相の資質とは?/ 第10章 おそるべき振り子現象―野田佳彦は「一内閣一仕事」の信念で消費税率アップを決めるも総選挙には惨敗。/ 第11章 アベノミクスの向こうは…―再登板の安倍は議席の数を恃んで、悲願の改憲へと突き進むのか…。

【著者紹介】
浅川博忠 : 1942年東京生まれ。慶應義塾大学商学部卒業。民間シンクタンク・産業計画会議研究員を経て政治評論家として独立。40年にわたり永田町の現場で数多くの政治家から直接取材(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Hiroki Nishizumi

    小選挙区制の弊害とあるべき姿について論じている本かと思ったが、書かれてあるのは政治抗争の経緯ばかり。面白いっちゃぁ面白い内容だったが、ちょっと羊頭狗肉の感を免れないな。

  • スプリント

    小選挙区制の是非論を通して戦後の政治史を振り返ることができます。 竹下小沢の抗争や平成以降の短命政権など日本経済の凋落の原因に政治抗争ありと断定できるかのような政治の低レベル化には目を覆いたくなるばかりです。 人ではなく政党評価に繋がりやすい現在の小選挙区制は見直す必要があると感じました。

  • いつも温泉気分

    日本の政治がここまでひどくなったのは小選挙区比例代表並立制を導入したと考える筆者の考え方には賛成です。それを強力に推進した小沢氏にどうも割り切れないものを感じるのは私だけではないはず。 もちろん現在の小沢氏の主張には共感できる部分も多いのですが

  • 白河清風

    二大政党制と金権政治を打破するために導入された小選挙区制だが、死票が多く、得票率が33%の政党が議員数の2/3以上を獲得するなど二大政党制(安定多数政党の確保と健全な牽制機能としての野党の確保)の実現には程遠い状態です。小選挙区であるがゆえに候補者を立てる上で政党が派閥を超えて圧倒的な力を持つようになり、多様な能力のある人材の取り込みに問題が生じているように感じます。私も、筆者が言われるように、候補者の顔が見える改良型の中選挙区制に賛成です。

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