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君の名残を

浅倉卓弥

User Review :4.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784796641333
ISBN 10 : 4796641335
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2004
Japan

Product Description

その日、彼らの時は歪んだ。目覚めるとそこは戦乱の前夜だった―。激動の平安末期を舞台に壮大なスケールで描く衝撃と慟哭の絵巻ここに登場。

Content Description

幼馴染みでそれぞれに男女の剣道部の主将を務める高校生、白石友恵と原口武蔵は、下校途中、工場火災に巻き込まれ、そのまま消息を断った。二人は、友恵の友人由紀の弟・志郎と共に、平安末期の世界へと呼ばれたのだった…。

【著者紹介】
浅倉卓弥 : 1966年、北海道札幌市生まれ。東京大学文学部卒業後、レコード会社へ就職。洋楽部ディレクターなどを務める。その後、翻訳会社、雑誌編集部ほかへ勤務。2002年、第1回『このミステリーがすごい!』大賞・大賞金賞受賞。2003年、受賞作『四日間の奇蹟』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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サイコウ!!こんなカンドウした本ヒサシブリww描写...

投稿日:2006/04/19 (水)

サイコウ!!こんなカンドウした本ヒサシブリww描写力もバツグン!!!!!

riddle さん | フクオカ | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • えんちゃん

    これはエモい!高校生3人がタイムスリップ。時は源平合戦の真っ只中。木曾義仲の妻となる者、義経と共に行く者、北条政子の弟 となる者。時代に翻弄されても、愛する者を救うために全力で戦う。逞しく成長する高校生たち。平安後期の混沌を、詳細に丹念に描いた、渾身の壮大な歴史エンタメ物語。それぞれの『君』へ、それぞれの『名残を』込めて。カァー胸熱。

  • 現代から平安末期へタイムスリップした武蔵、友恵、志郎。現代へ戻ることもできず、同じ響きの名前を持つ歴史上の人物として生きることになる三人。歴史の流れを知っているので、その行き着く先が見えてしまうのが哀しい。自分の意志で選び歩んでいる道なのか、それとも、運命として定められ歩まされている道なのか。彼らがどう動こうと歴史は変わらない。残酷なまでに。それでも、大きな時代のうねりの中で「今」を必死に生き抜いた彼らの姿は胸を打つ。巴と大姫のシーンは号泣だった。いつか生まれ変わった先で、きっとまた出会える。そう信じて。

  • さおり

    ひとは死ぬ。歴史に名を刻むあなたも、なにも残さない私も、いつかは等しく死ぬ。そんなことわかってるんだけど、それでも。どうか死なないでと願いながら読みました。時に呼ばれ、八百年前の乱世に下りた3人の若者が、それぞれに運命を受け入れて懸命に生きる。はー、凄かった!堪えても堪えても涙が出るので、目が痒いよ。5日間をかけて分厚い2段組の本を読了しての感想がこれではあかんのかもわからんけど、言いたいことはただひとつ。木曽義仲って、めっちゃかっこいいな!

  • ジンベエ親分

    大作大河ドラマ。なんせ上下二段組で570ページもある。現代から平安時代末期にタイムスリップした3人の中高生がそのまま歴史上の人物である巴御前(木曾義仲の妻)、武蔵坊弁慶、北条義時となり、源平の戦いを生きていく。どうしたってその容貌から手塚治虫の火の鳥シリーズの我王を彷彿とさせる人物も出てきたりする。乱世編がちょうど同時代だったなぁ。大河ドラマだけあって登場人物も多く読み応えたっぷりで、特に巴と弁慶の運命は因縁深くラストまで物語を牽引する。これ、ほんとにNHKの大河ドラマの原作に採用してくれないかな。

  • とも

    ★★★★「切なさ」を書かせれば一品の作家。 当作は題材は歴史に取っているが、やはり優しくも切ない物語となっており、しみじみとしたいときにはいい作品です。

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