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津田左右吉歴史論集

津田左右吉

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784003314098
ISBN 10 : 4003314093
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2006
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
今井修 ,  

Content Description

中国古代の宗教政治思想研究、日本古代史の批判的研究、生活と思想の歴史的関係をダイナミックに記述した大著『文学に現はれたる我が国民思想の研究』などで大きな足跡を遺した津田左右吉(1873−1961)。その代表的な歴史論―歴史観、研究方法論とその観点からの同時代思潮批判を編年順に収録して、その思想を辿る。

目次 : 学究生活五十年/ 史論の流行/ 仏教史家に一言す/ 芸術と社会/ 偶言/ 芸術と国民性/ 神代史の研究法/ 流れ行く歴史の動力/ 陳言套語/ 歴史の矛盾性/ 日本上代史の研究に関する二、三の傾向について/ 東洋文化、東洋思想、東洋史/ 日本精神について/ 『支那思想と日本』初版まえがき/ 日本に於ける支那学の使命/ 日本歴史の特性/ 日本歴史の研究に於ける科学的態度/ 建国の事情と万世一系の思想/ 歴史の学に於ける「人」の回復

【著者紹介】
津田左右吉 : 1873〜1961(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 1.3manen

    芸術と社会。Ruskinによると、智識ある社会になればなるほど国民的特性が失われてゆくと、と(41ページ)。これは知識基盤社会の現代には矛盾した事態であろう。「生活は未来に向かって進んでゆくのがその本質である」(96ページ)。そうであれば、未来を奪われては生活できない。今、インフレ誘導で消費増税やTPPの練習をさせられようとしているが、スタグフレーションは必至に思える。「苦悩を経由しつつ新しい生活を開いてゆくところに、生活の進展」(112ページ)。病や被災を経て、ということか。このままだと経済生活は暗礁。

  • yagian

    再読。いやあ、実に痛快、痛快。いつも津田先生は率直ですなぁ。

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