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ニッポンの芸術のゆくえ なぜ、アートは分断を生むのか?

津田大介

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784861528347
ISBN 10 : 4861528348
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「あいちトリエンナーレ」騒動、新型コロナウイルス、学術会議問題…、社会における文化芸術のあり方を問う!ジャーナリスト・津田大介氏と劇作家・平田オリザ氏が日本の大問題を考察。

目次 : 第1章 文化芸術と社会(反知性主義の傾向が見えた10年/ 日本と韓国の文化政策の違い ほか)/ 第2章 日本の文化政策(海外アーティストから見た“日本の価値”/ アートで経済は活性化できる ほか)/ 第3章 地方とアートの可能性(希望は「地方」にある/ 豊岡市と愛知県の取り組み ほか)/ 第4章 あいちトリエンナーレが目指したもの(あいトリで目指したものとは?/ “雑誌的”にプログラムを組み上げる ほか)/ 第5章 新型コロナ危機と文化芸術のゆくえ(新型コロナ危機が発生/ 危機に対応するリスクコミュニケーション ほか)

【著者紹介】
津田大介 : 1973年生まれ、東京都出身。早稲田大学社会科学部卒。ジャーナリスト/メディア・アクティビスト。ポリタス編集長/「ポリタスTV」キャスター。大阪経済大学客員教授。テレ朝チャンネル2「津田大介日本にプラス+」キャスターほか、ラジオのナビゲーターも務める

平田オリザ : 1962年生まれ、東京都出身。国際基督教大学在学中に劇団「青年団」結成。劇作家・演出家、芸術文化観光専門職大学学長。江原河畔劇場芸術総監督、こまばアゴラ劇場芸術総監督。2002年度から国語教科書に掲載されている平田のワークショップ方法論により、多くの子どもたちが、教室で演劇を創る体験をしている。代表作に『東京ノート』(岸田國士戯曲賞受賞)、『その河をこえて、五月』(朝日舞台芸術賞グランプリ受賞)、『日本文学盛衰史』(鶴屋南北戯曲賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • koikinabeat

    学びが多すぎて、備忘録的に羅列する。芸術文化は選挙など政治的に利用されやすい。属人的な業務を担うプロデューサーを育てる制度が日本に必要。韓国などはプロテスタントティズムの影響で、お金は公的なものであって、利益を得ても社会から預かってるものという意識がある。海外では助成金で、政治的、社会的な作品を作ることに意義を見出す。リスクコミュニケーションの重要性。生死を分かつ災難が起こった時、人は生の不条理さについて考えるし、それがアートの題材になる。

  • manabukimoto

    あいちトリエンナーレを率いた津田さんと、兵庫に芸術文化専門職大学を開学させた平田オリザ先生による芸術文化論。 芸術が金になるかならないか、という視点でしか捉えられない政党。そしてそれを支持する有権者。反知性主義が安易な芸術不要論を生み、公立芸術不毛地帯に住む身としてお二人の危機感・焦燥感が伝わる。 ドイツ・ハンブルグでの芸術祭のエピソードが印象的。ドイツ人が不在にも関わらず制作に数億円の予算がつく。劇場のミッションが「人類に貢献するレパートリーを作ること」だから。 オリザ先生の言う下り坂が急坂になる。

  • Book shelf

    芸術は不要なのか?あいトリで表現の自由を問うた津田氏と劇作家の平田氏が、アートを軸に表現の自由、コロナ禍の影響、政治、資本主義など多岐に渡り対談式で議論する。あいトリでは芸術家はそんなにえらいのか?と叩かれ、政府からの補助金は少なく、芸術家が育つ環境に乏しい日本と、コロナ禍で真っ先に芸術家の存在意義の重要性を唱えたドイツや芸術家が育つ環境のあるフランスとの対比を聞くと、国際的感覚の乏しい日本が浮かびあがる。こんなに意識に差があるとは思わなかったが、日本は、経済復興の後にアートがあるとの考えが根強いのかも。

  • Go Extreme

    文化芸術と社会:反知性主義の傾向 日本と韓国の文化政策の違い 人は寂しさに耐えらず 政治家の意識変化 文化発信戦略のあり方 日本の文化政策:日本の価値 アートで経済は活性化 アートを開ける 劇場機能 表現の自由 ファンドレイジング 地方とアートの可能性:希望は地方に 豊岡市と愛知県 関西の文化の停滞 あいトリが目指したもの:作品の見せ方を工夫 新型コロナ危機と文化芸術のゆくえ:新型コロナ危機が発生 危機に対応するリスクコミュニケーション まずは生き残る 実演芸術の意義 想像力がアートの未来を開く

  • 老齢症状進行中

    日本のジェンダーギャップ指数のひどさには、ほとほと呆れますが、この本では、文化芸術もおろそかにされていることが明かされます。確かに150年前は、ほとんどが百姓で文化とは縁がない人が大半だったし、戦後は、経済・お金だけを追い求めてきたのだから当然かな。心の豊かさを得るにはそれなりの長い年数・蓄積が必要なのでしょうね。可能な範囲で芸術家を応援しなくっちゃ。

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