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目をつぶれば、きつねの世界

津島節子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784052016905
ISBN 10 : 4052016904
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2002
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「人間の世界では、みな子をじゃまだと思っているようです。みな子は、皆様と同じきつねになりたいのです。」と、みな子は作文に書いた。孤独な少女の心に忍びよる狐の影を、美しいイメージで綴るファンタジー。

【著者紹介】
津島節子 : 福島県に生まれる。絵を描きながら創作を始め、日本児童文芸家協会主催の第5回創作コンクールに入選し、『12歳、いまガラスの季節』を、文渓堂より出版。「ときの会」同人。第10回小川未明文学賞大賞を『目をつぶれば、きつねの世界』で受賞

狩野富貴子 : 1945年、高知県生まれ。広告関係の仕事を経て絵本・さし絵の世界に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく 

    4年生ブックトーク授業【冬休みにおすすめの本】面白そう、と思ってもらえるような短めの本を選書。宿題にはしませんが、「面白かったところ、クライマックス」を読み終えたら考えてね、と紹介しました。弟が生まれてから寂しさを感じてる小3のみな子。自分を邪魔者と感じているところに、キツネとの出会い、キツネ家族の優しさに触れ、自分はキツネの中の唯一の人間かも?と思うようになり…。子どもたちに挿絵を見せると「綺麗!」と歓声があがりました。

  • KUAD

    結構面白かった。みな子が目をつぶると、家族も先生も友達も、みんな、きつねになる。その幻想を抱く孤独な少女の心と、忍び寄るきつねの影を、美しいイメージで描いたファンタジー

  • 金春

    新しく産まれた弟を自分よりも優先して可愛がる家族。純真ゆえに抑えられない嫉妬や孤独感。そこで知った狐の世界。主人公の心情が始終よく伝わってくるが、田舎の素朴な背景と幻想的で謎めいた狐が上手く絡んでいて決して重くはない。むしろ、清涼な空気を感じた。個人的に挿絵の絵がとても好き。

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