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奇跡の男 徳間文庫

泡坂妻夫

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784198943479
ISBN 10 : 4198943478
Format
Books
Release Date
May/2018
Japan

Content Description

バスの転落事故でたった一人生き残った男が、今度は宝くじに当たり……。この世にそんな男が存在する?ユニークなミステリ短編集

【著者紹介】
泡坂妻夫 : 1933年、東京都生まれ。76年『DL2号機事件』が第1回幻影城新人賞佳作入選。78年『乱れからくり』で第31回日本推理作家協会賞、90年『蔭桔梗』で直木賞を受賞。奇術家としても高名で、石田天海賞を受賞している。2009年永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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まず、復刊ありがとう徳間書店!他のタイト...

投稿日:2019/01/07 (月)

まず、復刊ありがとう徳間書店!他のタイトルも各社で続々復刊されうれしい限りです。知らない世代の人や、読んだことのない人にも短編集で読みやすいのでこれを機にぜひ泡坂作品を読んでみて欲しいです。少し時代を感じる表現もありますが、そこに逆に味がある。落語のようなテンポの良さでさくさく読めます。

fugyo さん | 東京都 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • papako

    泡妻さんの短編集。楽しかった!表題作は酒滅連がどうかかわるの?と思っていたらちゃんと繋がった。泡妻さんらしいお話でした。「狐の香典」そんな保険は嫌だ。なんか切ない。「妖異蛸男」気づかないものかなぁ。でも、義雄の子供らしい下品さがかわいい。泡妻さん、やっぱり楽しい。

  • 雪紫

    幸運続きの男。被害者の香典。様々な不思議な謎をあくまでミステリとして読み解く短編集。不思議とユニーク。それでも「妖女のねむり」をまとめた泡坂さん、しっかりミステリとして謎を解く。好みはミステリとして解体した表題作とこのトリックを成立させるために物語設定を構築した美しさがある「ナチ式健脳法」(読んでて「自宅にて急逝」思い出した)、好みの密室だけで終わらずその語り手だからこその視点と探偵役はてっきりあのひとだと思ってた「妖異蛸男」で。

  • 森オサム

    このミス1988年版11位。ユーモアがあり軽く楽しめる短編集。解説が素晴らしく、著者の魅力を良く伝えているので、以下抜粋。「奇妙な論理は泡坂の持ち味」、「合理性やリアリティに囚われず、詭弁を軸にした構成」、「謎解きのプロセスを簡略化し、種明かしで読者を驚かす手つきは一貫している」等々。とにかく不思議な読み味なので、合わない方もいらっしゃるかと思いますが、おおらかな気持ちで、多くの方に読んで欲しいな、と思います。特に「狐の香典」は秀逸、ホントに良いですよ。

  • momi

    20数年ぶりに再刊!!短編集!やはり表題作が面白かった!ちょっと古めかしさもある雰囲気ある作品!落語の小話を聞いてるようなリズムある会話文です。

  • かめりあうさぎ

    5話収録の短編集。少し古い雰囲気でしたがどれも面白かったです。王道あり、変化球あり、密室トリックあり、動機の意外性あり、と様々なミステリが詰まっていて楽しい。軽くて読みやすいのも好印象。特に好きだったのは子供目線で書かれた「妖異蛸男」。タイトル含めた作品の雰囲気と、子供目線のやりとりがマッチしていて、ワクワク感が倍増していました。泡坂先生の作品は全体的に飄々とした感じが好きなんですが、ノンシリーズの本書もそれは健在。本書もそうですが、最近の再刊復刊ブームありがたいですね。

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