Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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• ハイポ

  読了日：2022/07/28

  ■シオ君が同期のメンバーとぶつかったり、和解したりしながら、学校生活を送る話。■あえて王道の設定を取り入れている部分はあるのだろう。幼少期にセドナに出会い憧れ、厳しい試験を乗り越えて見習いとなり、優秀で個性的な同期に囲まれて成長するというここまでの話の構造は、近年の作品だと「NARUTO-ナルト-」や「鬼滅の刃」に近い。その他、少女が空から落ちてくる等。■同期一の秀才であるアヤちゃんが、自文化での親愛を伝える方法として舌を出し、シオ君に思いを伝えるシーンは感動した。

• GM職員

  読了日：2021/06/20

  世界中の書物が集まる図書館を舞台にした、汗と努力のファンタジー第5巻。今回、見習い司書として修行が始まったシオに突き付けられたのは、職業選択の自由もない性差の壁と、民族的な来歴に根差す差別。そして空から降ってきた少女!?これまでにも性差や民族的な差別描写はあったけど、この先に起こるであろう動乱の末に意識と制度の変革をもたらすのは、この若者達なのではないか。しかし、中央図書館の権力争いといい、じわじわとキナ臭くなってきたな。あと、また登場人物が増えたし、そろそろ巻頭に人物紹介が欲しい…。

• トラシショウ。

  読了日：2021/06/08

  「貴様！ハハルクを愚弄するか!!」「ハハルクじゃない、メディナの話をしてるんだが？装飾を携えて生まれてくるのは羨ましい限りだが、己の格に見合った立ち振る舞いと言うのが存在するものだぞ」。タイトルロール登場。完全無欠な人間を目指すアヤ、彼女を穏やかに守るミドリィ、拒絶と敵意を隠そうともしないメディナらとの交流を送りながら、世界における職業としての司書の位置づけを知らされたシオのアフツァック中央図書館での見習い司書としての勉学に励む日々は続く。いやラコタ族の格言「よく夫を包丁で刺す」って(以下コメ欄に余談)。

• どんぐり@京都の何処かで

  読了日：2021/09/25

  また一段上の大きな風呂敷を広げた今巻。ティ、彼女の登場、彼女との出会いが今後のシオ、図書館をとりまく未来を塗り替えていくのでしょう。ああ、そういえばグンジョーさんはツンデレだったんですね。ミドリィの語った、ぬるいの一言、つきささるね。

• お涼

  読了日：2021/07/10

  司書見習いたちの中に種族や性差、貧富などの問題が盛り込まれていて考えさせられる。本が大好きなシオはみんな本が大好きだから司書を目指していると思っている。そんなシオをぬるいと思ってる女子もいる。それぞれ背負っているものがあることがわかり、理解しようと歩み寄るところがよい。【子ども本】

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