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お師匠さま、整いました!

泉ゆたか

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062203937
ISBN 10 : 4062203936
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2017
Japan

Content Description

享保十一年、茅ヶ崎は浄見寺。今は亡き夫の跡を継ぎ、桃は寺子屋で子供たち相手に師匠をして暮らしている。ある日、酒匂川の氾濫で両親を亡くした春が訪ねてくる。すでに大人の身でありながら、もう一度学問を学び直したいという。はじめは戸惑っていた桃だったが、春の素直さと見え隠れする才能に次第に魅せられていく。しかし、寺子屋一秀才な生意気娘・鈴が黙っているはずがなく…。爽やかでほんのり温かい、“時代×お仕事”エンターテインメント!

【著者紹介】
泉ゆたか : 1982年神奈川県逗子市生まれ。早稲田大学第二文学部卒業、同大学院政治学研究科修士課程修了。大学在学中から小説家を志す。2016年、『お師匠さま、整いました!』で第十一回小説現代長編新人賞を受賞、デビューを果たす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • いつでも母さん

    帯の通りにはこのお師匠さまには任せられない!一緒に成長していくんだね。負けず嫌いの鈴、目の前で父母を見殺しにしたことで自分を責める春の対比がなんともだったが、きっと親友になるのだなぁと。好きな事に夢中になれるって良い。私は気づいた時には算数が大の苦手で大キライだったので、『人間は頭を使わないと、なまくらになって行くようだ。』にドキッとして冷や汗が・・

  • ゆみきーにゃ

    《図書館》初読み作家さん。思っていた内容とあまりにも違いすぎて挫折しそうになったけど最後まで読めた。算術はちんぷんかんぷんで流し読み。主人公の桃が好きになれず。

  • ひめありす@灯れ松明の火

    初めましての作家さん。気になって目星をつけていたのをこの機会に読む。算術は嫌いだけど小器用で何となく寺子屋の先生を続けている未亡人の春。何も持たない逞しき女の桃。才能も気位の高さもぴか一の鈴。三人の立場の違う女性の成長譚。ずっと春のキャラクターが好きになれなかったけれど、それは同族嫌悪のようなものだろう。彼女もまだ成長の途中で、何かを見つけるたびに嬉しくて手をパッと挙げてしまう、まだそんな心があるのでしょう。意外と闇が深いのは桃かな。鈴は面倒くさそうに見えて成長するとしおらしい部分も器用に手に入れてそう。

  • さぜん

    茅ヶ崎は大岡越前守の菩提寺で亡き夫の跡を継ぎ寺子屋で教える桃。江戸時代のお仕事小説とあるが桃のキャラにイマイチ共感できず。自分には算術の才能はなく教え子の鈴や春の才能に怯えたり、幼馴染の平助の思いを邪険にしたりかなり上から目線の女性。全編通してさらっとした印象が薄い。和算を題材にして寺子屋の師匠と弟子という面白い組み合わせだけに残念。

  • 真理そら

    落雁と最中の話題という細部の描写に困惑した気持ちで読んでしまった。美人未亡人で師匠の桃、まだ幼いが秀才の鈴、すでに大人なのに寺子屋で学びたい春、この3人がそれぞれ成長していく物語に算術や恋が絡んでいく。他の方の感想にあるようにヒロイン・桃がいま一つ魅力的に描かれていないのが惜しい。ただ、若い教師の迷いや悩みという視点では妙にリアルなヒロイン像だった。

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