境界の現象学 始原の海から流体の存在論へ 筑摩選書

河野哲也

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480016027
ISBN 10 : 4480016023
フォーマット
出版社
発行年月
2014年07月
日本
追加情報
:
233p;19

内容詳細

皮膚は自己と環境との境界である。家は公と私を隔て、国境は国を隔てる。これら境界は本当は一体何を隔て、われわれに何を強いているのか。境界を越えるという経験はいかなる意味をもちうるのか。境界を越えて、われわれはいかに他者と出会い、世界とつながることができるのか―。幾層もの境界を徹底的に問い直し、内/外を無効化する流動的でダイナミックな存在のあり方を提示する。身体・自己・世界の関係を考察してきた著者が、流体の存在論なる新境地に挑む。

目次 : 始原の海のディオゲネス/ 第1部 変身(ファッションと産まれることの現象学/ 見つめられることの現象学/ 痛むこと、癒されること/ 食べられること、食べること)/ 第2部 海と空気(流体のオントロジー/ 都市とウィルダネス、天井も壁もない家/ 家のないこと/ コスモポリタニズム/ 海洋惑星とレジリエンス)

【著者紹介】
河野哲也 : 1963年生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程修了。玉川大学文学部准教授などを経て、立教大学文学部教育学科教授。専門は、哲学・倫理学。哲学を用いて、環境・倫理・身体に関して思考を拡げる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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