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源氏物語越境論 唐物表象と物語享受の諸相

河添房江

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784000613064
ISBN 10 : 4000613065
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2018
Japan

Content Description

『源氏物語』は、古代から現代まで、時間と空間を越えて様々な領域に越境を続けてきた作品である。唐物表象をはじめ作品そのものに織り込まれている異文化接触の痕跡と、図像化や翻訳などメディアの上での多様な変奏、二つの「越境」性についての精緻な考察を通して、『源氏物語』の計り知れない生命力に迫ることを試みる。

目次 : 序 二つの越境―異文化接触とメディア変奏/ 第1部 東アジア世界のなかの平安物語(威信財としての唐物/ 『源氏物語』の和漢意識/ 異国憧憬の変容)/ 第2部 『源氏物語』のメディア変奏(源氏絵の図像学/ 源氏能への転位/ 近現代における受容と創造)

【著者紹介】
河添房江 : 1953年生まれ。1977年東京大学文学部卒業。1985年同大学院人文科学系研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。現在、東京学芸大学教育学部教授。一橋大学大学院言語社会研究科連携教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • もち

    唐物についての考察が読みたくて読み始めたが、源氏能と源氏物語の差異や、翻訳に関しての箇所が自分には面白かった。 401頁「翻訳者たちが、どの時代のどの文体を選択するかについて考察することは、逆にその翻訳者が自国の文学をどのように捉えているかを浮き彫りにすることにもなる。翻訳者がイメージする『源氏物語』の文体の特徴と、翻訳者によって選択された自国の文体の出会ったところに、翻訳の文体が創出されるからである」

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