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相馬眼が見た夢 岡田繁幸がサンデーサイレンスに刃向かった日々

河村清明

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065413838
ISBN 10 : 4065413834
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

なぜダービーを勝てなかったのか。
なぜこんなにも愛されたのか。
“マイネル軍団総帥” 岡田繁幸、反骨の71年。
競走馬に狂う人たちの魂に届くノンフィクション。

〈2021年3月19日、71回目の誕生日を迎えた朝、繁幸は牧場敷地内の池に身を投じた。(中略)生前、勝利への渇望を隠そうとしなかった日本ダービーのタイトルはまだ手にできていなかった。積年の悲願達成に向けて、牧場のさらなる発展に向けて、サンデーサイレンスを超える世界的種牡馬の発掘に向けて、死の直前まで強い意欲を見せていただけに、どうして‥‥と私は戸惑った。〉(本文より)

内容紹介
●「日本のいびつな競馬制度を変える」コスモバルクに課された使命
●吉田善哉・照哉・勝己「社台との因縁」が始まったとき
●もしサイレンススズカの事故がなければ‥岡田繁幸との知られざる秘話
●「ナリタブライアンを10億円で売ってほしい」最強馬獲得プラン
●なぜステイゴールド、ゴールドシップを種牡馬として手に入れることができたのか
●日本ダービー2着・グランパズドリームの想像を絶する悲劇
●ラフィアンとニジンスキー‥修行先のアメリカで名馬から受けた衝撃
●弟・牧雄から期待馬を強奪、兄弟ゲンカで救急車‥明らかになった岡田兄弟の物語
●藤沢和雄「次はオレの馬で負かしにいく」‥立ちはだかった馬
●一目惚れした妻・美佐子と出会った日に言った「信じられない言葉」
●スーパークリーク「武豊G1初制覇」の舞台裏で巻き起こっていた騒動
●松岡正海、柴田大知、丹内祐次を重用した理由
●「家にもう銀行が来てる」セール史上最高額“カーム”落札後のドラマ
●岡田繁幸にとっての最強馬、自身が手がけた最高傑作、理想とした馬体とは
●71歳の誕生日に自死‥その日にあったこと



【著者紹介】
河村清明 : 1962年、山口県生まれ。北海道大学卒業後、株式会社リクルートに入社。月刊誌『ダ・ヴィンチ』の創刊を手がけるなどしたのち、96年退職、文筆活動に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • たかあき

    岡田総帥自殺だったんだとか今更に知る。基本知っている話が多いのだが面白かった。特に終盤に出て来たアメリカの博物館でのエピソード。展示されている馬の写真が別馬だと指摘するそれ。間違い探しであれば違う馬と気付く場合はあろうが、博物館という信用がベースになった空間で馬の違いが分かるとか、どれだけ馬に向き合ってきた人なんだと感服した。

  • うさを

    なんて苦しく、哀しく、美しい夢だったろう。その人の人生は挫折に塗り固められ、絶望に彩られているようでいて、しかし、それよりも強い、熱い夢があった。その人は、その夢を抱きしめ、満身創痍で生きた。その人が歩いた足跡に、いま花が咲いている。私たちはその花の香を楽しんでいる。

  • Krupp

    現代ビジネスか何かでこの本の抜粋記事を読んだ。21年に亡くなられた岡田繁幸さんは最期自殺されたという。ムチャクチャ衝撃だった。 だからこの本をちゃんと読まないとなと思い、買って読んだ。 やはり内容は面白く、読みやすく、1日で全部読んでしまった。ユーバーレーベンの章は読んでいて泣きそうになった。 ありがとうございました。

  • うにこ。

    吉田善哉さんは自分が不要と見なしたものを躊躇いなく切り捨てて運を味方につけた印象で、岡田さんは不要なものなどないとすべてを大事にして、運を受け止める余地を失くしてしまったような印象でした。吉田さんは自分の牧場と手がける馬たちの成功を主眼に置いて邁進して、岡田さんは産地全部の発展を主眼に置いて手を尽くしたというか…。どちらもすごい人だったと思うし成功した人だとも思うけど、岡田さんにはもっといい目を見て欲しかったと思ってしまうなあ。せめてユーバーレーベンが勝つ瞬間を見て欲しかった…。

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