田中久重と技術 日本の伝記 知のパイオニア

河本信雄

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784472060168
ISBN 10 : 4472060167
フォーマット
出版社
発行年月
2021年10月
日本
追加情報
:
174p;22

内容詳細

田中久重は、いまから220年以上まえの九州に生まれ、職人、技術者、起業家として幅広く活やくしました。天才的なからくり職人、灯火具製作者、時計師であり、さらに日本ではじめての蒸気船と蒸気機関車の模型、大砲、電信機をつくりあげました。本書では、久重自らが、技術ひとすじに生きた、その生涯を語ります。

目次 : 1 人びとがよろこぶものをつくりたい―からくり儀右衛門‐7歳〜35歳(開かずの硯箱/ 雲切人形/ 風砲/ 自動で動くからくり人形/ 久留米からの旅立ち)/ 2 人びとの役にたつものをつくりたい―職人久重‐35歳〜53歳(無尽灯/ 学問を学ぶ/ 蘭学を学ぶ/ 万年時計/ 蒸気船雛形/ 京都からの旅立ち)/ 3 日本の役にたつものをつくりたい―技術者久重‐53歳〜82歳(蒸気船/ 電信機/ 施条後装砲/ 上京、万年時計とともに/ 実用電信機/ 最後の旅立ち)/ 受け継がれる技術/ 田中久重略年表/ 索引

【著者紹介】
河本信雄 : 1958年東京都生まれ。1981年上智大学経済学部卒業。在学中は青少年育成団体ハーモニィセンターで子どもたちのリーダー活動を行う。大学卒業後、株式会社東芝に入社。営業・マーケティング職、海外勤務(マレーシア)などを経て、2007年に東芝科学館(現東芝未来科学館)副館長となる。これを機に学芸員資格を取得するため、また田中久重研究に必要な歴史学を習得するため、佛教大学(通信教育課程)に編入し日本史を学び始める。2009年同大学卒業、同時に学芸員資格取得。その後、同大学大学院(通信教育課程)に進み、2016年に博士後期課程修了。文学博士。2014年東芝退職。現在は仏教大学総合研究所特別研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • yamatoshiuruhashi さん

    東芝の創業者の一人「からくり儀右衛門」こと田中久重の伝記。幕末期、鎖国の続く時代から明治開国後の間の「技術」の発達に着眼し記述されていく。小学校高学年から中学生向けということで分かり易い文体で書かれているが、内容は決して適当なものではなく、技術史の裏付けをとったものであり、単語もできるだけ当時の単語を漢字で表しルビが振られている。構造などの図解、写真も豊富で理解し易い。儀右衛門が単なる客寄せからくり人形師ではなく、日本の近現代技術の祖であることが改めて教えられる。社内輪読に数冊を購入することにした。

  • くらーく さん

    文章は易しいけど、内容はかなり深くないか?これは図解や動画が必要でしょう。学校の図書館で子供の手に取って、この本がきっかけでエンジニアの道に進むなんて事があるかなあ。純粋に技術(最初はからくり)の面白さを追求したような内容だものねえ。今は、一代で数十億円以上の資産を築きましたとかでないと、訴えるところがなかったりしないかな? 激動の時代にある意味、幸せな生涯を過ごしたんだろうね。子供と孫を殺されたのは気の毒だけど。嫌な時代だねえ。

  • Go Extreme さん

    人びとがよろこぶものをつくりたい―からくり儀右衛門‐7歳〜35歳: 開かずの硯箱 雲切人形 風砲 自動で動くからくり人形 久留米からの旅立ち 人びとの役にたつものをつくりたい―職人久重‐35歳〜53歳: 無尽灯 学問を学ぶ 蘭学を学ぶ 万年時計 蒸気船雛形 京都からの旅立ち 日本の役にたつものをつくりたい―技術者久重‐53歳〜82歳: 蒸気船 電信機 施条後装砲 上京、万年時計とともに 実用電信機 最後の旅立ち 受け継がれる技術 田中久重略年表

  • かん さん

    🙂

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河本信雄

1958年東京都生まれ。1981年上智大学経済学部卒業。在学中は青少年育成団体ハーモニィセンターで子どもたちのリーダー活動を行う。大学卒業後、株式会社東芝に入社。営業・マーケティング職、海外勤務(マレーシア)などを経て、2007年に東芝科学館(現東芝未来科学館)副館長となる。これを機に学芸員資格を取

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