基本情報
内容詳細
「敗軍の将は兵を語らず」という言葉が『史記』にある。「戦いに敗れた大将は兵法について語る資格はない」という意味である。だが、敗因を知ることは、後世に役立つはずである。戦国最強と謳われた大名たちでも、一度も敗れたことのない武将はいない。その失敗から再起を賭けて立ち上がった賢将もいる。本書は、二十三人の名将たちの敗戦を分析し、そこから、さまざま教訓を引き出す。
目次 : 第1章 敗軍ノ将ニ学ブ(1) 「現場感覚」「大局観」の欠如(大内義隆―やる気をなくした武将の末路/ 陶晴賢―権力を得たあとの慢心 ほか)/ 第2章 敗軍ノ将ニ学ブ(2) 己の正義に殉じる不器用な性格(明智光秀―「主君殺し」に正義はあったのか/ 柴田勝家―織田家筆頭のプライドが生んだ悲劇 ほか)/ 第3章 敗軍ノ将ニ学ブ(3) 負けるべくして負ける(武田信玄―敗戦が生んだ「不敗の名将」/ 豊臣秀吉―人たらしの妙技が光る天下人 ほか)/ 第4章 敗軍ノ将ニ学ブ(4) 窮地からの挽回はなるか(山中鹿之助―度重なる敗退にもめげない信念/ 毛利勝永―最後の一戦にかけた男 ほか)/ 第5章 敗軍ノ将ニ学ブ(5) 天下取りより大事な自分らしさ(大友宗麟―決戦よりも信仰を選んだキリシタン大名/ 足利義昭―幾度しくじっても、へこたれない生き方 ほか)
【著者紹介】
河合敦 : 1965年東京都生まれ。青山学院大学文学部史学科卒業。早稲田大学大学院博士課程単位取得満期退学。文教大学付属中学校・高等学校教諭。早稲田大学教育学部講師。教育活動のかたわら精力的に執筆活動を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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読了日:2020/02/01
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読了日:2019/11/07
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人物・団体紹介
河合敦
歴史作家、多摩大学客員教授、早稲田大学非常勤講師。1965年、東京都生まれ。青山学院大学文学部史学科卒業。早稲田大学大学院博士課程単位取得満期退学。歴史書籍の執筆、監修のほか、講演やテレビ出演も精力的にこなす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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