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フランスの出産奨励運動と教育 「フランス人口増加連合」と人口言説の形成

河合務

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784535586925
ISBN 10 : 4535586926
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2015
Japan

Content Description

目次 : 序章 フランス出産奨励運動史研究の課題/ 第1章 「フランス人口増加連合」の成立/ 第2章 「フランス人口増加連合」の周辺/ 第3章 「人口問題教育」の胎動―両大戦間期/ 第4章 「少子高齢化社会」の可視化―1930年代/ 第5章 ヴィシー体制と出産奨励運動/ 第6章 戦後の再出発と移民問題の再浮上/ 第7章 “産児調節”のヘゲモニー―1960年代の転換/ 第8章 出産奨励運動と極右勢力/ 終章 出産奨励運動の意義と限界/ 補論 戦時下日本の「結婚報国」思想と出産奨励運動

【著者紹介】
河合務 : 1971年愛知県に生まれる。1994年東京大学教育学部教育行政学科卒業、東京大学大学院教育学研球科修士課程(教育学コース)入学。1996年東京大学大学院教育学研究科博士課程(教育学コース)進学。1998年パリ第5大学人間社会科学部(教育科学科)研究生(1999年帰国)。2002年東京大学大学院教育学研究科博士課程(教育学コース)単位取得満期退学。2003年鳥取大学教育地域科学部専任講師。現在、鳥取大学地域学部准教授、博士(教育学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • すがの

    本文200頁ほどのコンパクトな書物ですが、博論がもとになっていることもあり、質的にはガチガチの研究書です。現在では「少子化を乗りきった国」として参照されることも少なくないフランスですが、第三共和政以降は「人口減退」のなか、出産を奨励する運動が胎動しました。本書はそうした運動の中心にあった「フランス人口増加連合」に焦点をあて、彼らが機関誌や学校教育の回路を通じて形成し(ようとし)た言説をたどっていきます。現代日本の少子化や家族をめぐる議論、とくに右派のそれと重なってくるものがみられ、重要な参照軸と思います。

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