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深夜特急 1 香港・マカオ 新潮文庫

Koutaro Sawaki

User Review :5.0
(3)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784101235288
ISBN 10 : 4101235287
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2020
Japan

Content Description

インドのデリーからイギリスのロンドンまで、乗合いバスで行ってみたい―。ある日そう思い立った26歳の“私”は、仕事をすべて投げ出して旅に出た。途中立ち寄った香港では、街の熱気に酔い痴れて、思わぬ長居をしてしまう。マカオでは、「大小」というサイコロ博奕に魅せられ、あわや…。一年以上にわたるユーラシア放浪の旅が今、幕を開けた。いざ、遠路二万キロ彼方のロンドンへ!

目次 : 第1章 朝の光―発端/ 第2章 黄金宮殿―香港/ 第3章 賽の踊り―マカオ/ 対談 出発の年齢(山口文憲/ 沢木耕太郎)/ あの旅をめぐるエッセイ1

【著者紹介】
沢木耕太郎 : 1947年、東京生れ。横浜国大卒業。ほどなくルポライターとして出発し、鮮烈な感性と斬新な文体で注目を集める。『若き実力者たち』『敗れざる者たち』等を発表した後、’79年、『テロルの決算』で大宅壮一ノンフィクション賞、’82年に『一瞬の夏』で新田次郎文学賞、’85年に『バーボン・ストリート』で講談社エッセイ賞を受賞。’86年から刊行が始まった『深夜特急』三部作では、’93年、JTB紀行文学賞を受賞した。’06年に『凍』で講談社ノンフィクション賞を、’14年に『キャパの十字架』で司馬遼太郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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はじめて香港に旅行に行く時、一緒に行く大...

投稿日:2021/07/22 (木)

はじめて香港に旅行に行く時、一緒に行く大学の友人からすすめられて読みました。当時の景色も、すでに文中の景色とは違っていましたが、そこがまた味わいがあってよかったです。

luna さん | 不明 | 不明

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まだ海外旅行が今ほど日常的な行事ではなか...

投稿日:2021/04/18 (日)

まだ海外旅行が今ほど日常的な行事ではなかった頃にこの一連の本を読んで海外への憧れを癒やしていたことを思い出します。筆者の文体には香りがあり、読んでいるとその現地にいるような錯覚を催します。

浜っ子 さん | 愛媛県 | 不明

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バックパッカーのバイブル的な本。ずいぶん...

投稿日:2021/04/09 (金)

バックパッカーのバイブル的な本。ずいぶん前に書かれた本だが今呼んでもその精神性は全く色褪せてはいない。私自身もこのような本に影響を受けて何度も放浪の旅を繰り返した。ある意味人生を狂わせた本といえるのかも。傑作です。

sabbath sabbath さん | 広島県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • こーた

    世界の情報が容易に手に入らなかった時代に書かれた物語だ。行かなければ見ることができない。ならば行って全部見てやろう、という強い意識をかんじる。その熱量が、いま読む私には少々鬱陶しくかんじられもする。自由になるための逃走。この時代の彼らには、そうやって逃げ出す(そして帰って来られる)自由がまだ残されていたようにもおもえる。その自由は男の特権でもある。女、ギャンブル、オリエンタリズム。世界を見つめる視点は徹底して男性のそれで、その「枠組み」から脱け出すことは決してない。それが私にはひどく物足りないのだ。

  • mukimi

    このシリーズに憧れて一人旅に出た旅人は数知れず。私もその1人。インド1人旅の起爆剤だった。手に馴染む小さな文庫本の黄ばんだページを思い出す。大人になり、守らねばならないものができて、怖いものが増えた今でも、この旅に憧れる自分に気づいた。危険と隣り合わせの一人旅への憧れというより、スマホのない時代の一人旅、ただただ夜空を眺めたり知らない人と短い会話をしたり、そんな生身の自分を晒す体験に憧れるのかもしれない。後半怒涛のギャンブル描写があるがギャンブル依存症の精神世界が垣間見えて、いろんな意味でひやりとした。

  • ALATA

    インド、デリーの安宿で重い沈殿物のようにたそがれる。仕事も何もかも捨ててふらりと旅に出た沢木さんのトラベルエッセイ。「さて、これからどうしよう…」そう思った瞬間に体がふっと軽くなる瞬間がある。若い時は何にも考えずただ、ガムシャラらに行動する。自分は臆病なたちなのでこれはできないなぁ。香港、マカオと人の狭い空間を密集し、叫び、泣き、笑い異国の匂いが立ち込める、いい読み物でした。★5※ユーラシア放浪の旅が幕開け。ツキまくっていても、賽の踊りは続かない。気をつけて。

  • ゴンゾウ@新潮部

    3回目の再読。中国返還前の香港、マカオ。町の熱気がひしひしと伝わってくる。まだまだ旅は始まったばかり。 【新潮文庫の100冊 2021】

  • おくちゃん👶柳緑花紅

    【新潮文庫の100冊2020】こういう旅って良いなぁ。憧れるなぁ。読んでいるうちに一緒に旅をしている気分になって楽しく読了。さて次にいきます。

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