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日本海軍はなぜ過ったか

沢地久枝著

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784000242899
ISBN 10 : 400024289X
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2011
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

戦後三五年を経て密かに始められた「海軍反省会」。部外者に公開されることのなかった会の記録が、録音テープに残されていた。その長さ、四〇〇時間―。そこには、海軍トップエリートたちの実像や、戦争突入への実際の経緯などが生々しく語られていた。勝算もないまま、なぜ日本は、戦争へ突き進んでいったのか?反省会の肉声の証言がもたらす衝撃をめぐって繰り広げられた白熱の議論。NHK放送の鼎談番組を収録。

目次 : 1 海軍反省会、生の声の衝撃/ 2 海軍という組織/ 3 海軍はなぜ過ったのか/ 4 戦争を後押ししたもの/ 5 海軍反省会が伝えるもの/ 次世代へ伝えたいこと―私の戦争体験

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • CTC

    15年7月岩波現代文庫。単行本は11年刊。“海軍反省会”の存在が明らかとなり、これを題材とするNHKスペシャル放映後の、澤地久枝、半藤一利、戸高一成各氏による鼎談。“反省会”の細かな内容には立ち入らず、要部の事情解説や各氏の所感が読みどころ。例えば条約派=海軍省が持っていた「編成権」を、艦隊派が奪う(共有)のだが…これは宮様を軍令部総長に据えたり条例を定めたりと周到に行われる。当時の海軍の不健全な事実を、元の艦隊派と条約派が混じり合う“反省会”で、当事者同士が「謀略だ」と話す事に意味がある、と。確かに。

  • モリータ

    啓蒙書として海軍善玉説をひと通りおさえてからアンチテーゼとして読むといいとは思うが、メインの証言録や半藤・澤地の仕事からは中途半端に離れてしまっているように感じる。それとは別に、システムの更新・拡大を戦争をしつつ行うということがまさに泥縄であること、明治維新・日露戦争のような戦乱=大状況が英傑を生み出すことはあれ、最も露骨な形で現場主義を生み出してしまう点で、軍人教育とまったく矛盾するものであることに気付いた。この点、アメリカなんかは前線経験というファクターをどのように処理しているのだろう?

  • キミ兄

    反省会400時間を聞いた人の感想という時点で二次資料でありしかも半藤、澤地というメンバーにより偏っていることを念頭においても、あまりに海軍・陸軍だけであの時代のすべてを語ろうとしていないか。そして軍部の見方にも大きな偏りを感じる。政党や民衆、経済情勢も含めての戦争だったはずなのに軍部暴走というだけの決着の付け方は個人的すぎる。 半藤の認識・記憶違いもひどい。有栖川宮熾仁親王を素人扱いしたり、澤地に「神風(かみかぜ)で勝てると思ってましたか」と聞かれて「特攻隊のころは勝てないと思っていた」という回答。☆。

  • yamatoshiuruhashi

    識者三人。鼎談から何が生み出されたのだろうか?ただ、「失敗を厳しく裁き歴史を知ること」の重要性には納得。どうも、「海軍反省会」の記録を読むなりDVDを見ないとこの本だけでの完結性に乏しい。

  • ざび

    はじめにNHKの方から読んだ方が良かったみたい。最後の沢地氏、半藤氏の戦争体験の話にはやはり圧倒される。

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